日時は平成25年12月1日。会場は(一財)熊本県スポーツ振興事業団の熊本県立総合体育館。講習内容はアレクサンダースイミング&ハロウィックスイミングの融合でした。
実はPal-fitsでは12年前からアレクサンダー・ハロウィックスイミング教室を行ってきています。アレクサンダースイミングとはアレクサンダー姿勢矯正法を元にスイミングに進化したものです。ハロウィックスイミングとは障害者の特性を踏まえて浮き具を使わない自立支援の水泳法です。今どこのスイミングスクールでも子どもや若年層は減少傾向にあり、中高齢者も徐々に退会者が増えてきています。退会者の中には、円背や筋力減、呼吸器不全等により続けられなくなる人がいます。
それは、本人の責任ではなく対応するプログラムとそれを、伝える指導者が居ないことが問題なのです。この講習会をきっかけにそれぞれの水泳指導の現場でアライメントの歪や体力低下に対応したプログラムや指導法が作り出されスイミングスクールでの水泳を長く続けられる人が増えたらよいと思い、座学、実技講習させてもらいました。
講習会に単発の体験教室としてモニター参加していただきました。10名の女性の方々教室の最初に「いつもの泳ぎ」で25mを泳いでもらい、ビデオ撮りさせてもらいました。ファンダメンタル(基本運動)から始めます。ウォーキング下肢~体幹のバリエーションウォール(壁)での各部位深いストレッチゲームを取り入れたレクアクアで二人から集団での輪の展開、ビート板・ヌードルを使ったハロウィック水泳法60分のレッスンの後、もう一度、泳いでもらいました。そして、おひとりおひとりに感想をお聞きしました。「今日は楽しかったです。最初より、楽に泳げました。なんか、もっと泳げるようになりそうです…」10人中9人の方が、楽になったと1人の方は、変化なしとおっしゃいました。私も楽しかったです。みなさんの笑顔が水の運動屋の栄養です。
古賀眞澄
(株式会社 パル フィットシステム代表取締役)