メタボリックシンドロームの世界ナンワーワン。言わずと知れた糖尿病です。古代エジプト時代から知られていた。
現在、世界中の患者数3億8200百万人。第2型（インシュリン非依存タイプ）であれば、その80％はライフスタイルを改善すればストップあるいはリカバリーが可能。食事と運動でコントロールできる。上手に行えば16％のヒトは投薬治療から抜け出せる。厄介なのは合併症。とりわけ人口透析。腎臓病の多くが糖尿病がベースにある。2007年、米国では何と2300万人が糖尿病で死亡。糖尿病はガンやエイズより怖いのだ。
日本では950万人。予備軍はやや減少しているとは言え、40～50歳代で約半数、メタボの4人に1人はと予備軍らしい。そして、年間の医療費38.4兆円の3分の1は高血圧や糖尿病などのメタボ医療費とのこと。
そこで、第2型糖尿病患者に必要不可欠なのが運動療法。最適な運動環境はプール。とりわけ水中筋トレがベストとのこと。そんなレポートを読みました。では、どんなギアがイイのか。言わずと知れたハイドローン。これに勝るギアは世界中探しても見当たりません。
この10年間、多額の国家予算がメタボ予防対策へ投入されました。が、思惑通りなのは中高年の「メタボ健診」のみ。病院だけが”副収入”を得たことになります。結局、運動より投薬が便利。そして、投薬治療の方が利益を得る人々（？）が多い。メタボ予防のための運動は難しい。それが医療関係者の見解です。このままでは2025年頃には医療制度は”破綻”。さて、その後、どうなるでしょうか。自分の健康は自分で守る。投薬より運動。取り分け、水中でのギアエクササイズがベストです。
AD研究所 今野 純
