■ 世界水泳の総括 8月12日
“御家騒動”の中でヘッドコーチ(現場スタッフ)から競泳委員長(ライン管理者)へ昇格したヒト。リオへ向けての心構えとして“釘”を刺したコメントです。1年前、早々とリオへのキップを手にした事が「吉」なのか「凶」なのか。日本水泳連盟がそれを決めたのですから、結果責任を負うのは競泳委員長。「腕」の見せ所です。
奇しくもこの日(8月12日)、御巣鷹山日航機墜落事故から30年目。JAL123便で他界した人の中にJSS創業者社長がいました。女子200平の渡部さん(JSS立石)、男子400個メの瀬戸さん(JSS毛呂山)の「金メダル」を天上で喜んでいたに違いありません。創業者の心意気が今も活きています。
■ 連覇 金メダル あっぱれ! 8月10日
男子400メートル個人メドレー瀬戸大也、金メダル。 瀬戸さんに金メダルを掛けた人。FINA理事佐野さん。前日水連会長。イイ光景でした。
渡部さん(JSS立石)、瀬戸さん(JSS毛呂山)。お二人ともJSS育ち。選手だけではなくコーチも凄い。おめでとうございます。
一人のトップアスリートには実に多くの人々のサポートが必要です。練習、健康、食事、生活。そして、コーチやアシスタントの生活。その他諸々の環境を整えねばなりません。お金の問題だけではない。一つのサポートチームが必要なのです。JSSと言う会社(大阪)はそれを行っている。金メダル2個。凄い会社です。あっぱれ!
■ 史上初四冠、女フェルブスの想定外の強さ 8月9日
世界水泳(ロシア・カザン)、水泳史上初、女子フリー四冠(200/400/800/1500M)を達成した“女フェルブス”ことケイティ・レデッキー選手(Katie Ledecky)。いずれも世界新だと言うのですから想定外の強さです。
一人で数種目。それも泳法種目が異なる複数にエントリー。予選→準決→決勝、ほぼ連日レースを行い、金メダルを獲得する。気力・体力共に凄いスイマーたち。今や水泳界では“想定内”なのでしょうが、スゴイ時代になりました。さずがに、平泳と背泳、両端の泳ぎをクロスオーバーするスイマーはまだ出現していない。が、やがて出てくることでしょう。
スピート化を象徴する50M種目。水しぶきの様子を見る限り、もっと進化し、高速で泳げる時代がくることでしょう。そして、レース前後のアップ・プールの様子もTV中継。スイマー&コーチにとっては迷惑千万。が、プールサイドに無造作に置かれた色彩豊かな高速スイムギアの数々。興味深い光景でした。
■ あっぱれ! 女子200平 金メダル 8月8日
水泳世界選手権 女子200平 渡部香生子さん 金メダル あっぱれ! そして、6位入賞した金籐理絵さん、息の長い選手です。あっぱれ!
水泳もコンマ2桁から3桁の計時の時代。そんな微妙な秒差でも、女子200平、銅メダル3名。それだけ力の格差が少なくったと言うことです。
そして、その国の競泳レベルを象徴するのが男子800リレー。王者アメリカを抜き、なんとイギリスが金メダル。過去にロシアに負けたことがあったが、イギリスがそんなに強くなっているとは…。イギリスはロンドン五輪を機に国家規模でエリートアスリートの育成強化を図っています。競泳の強化基金は日本の2倍。今回、日本は決勝進出ならず。がんばれニッポン!
■ 水泳ニッポン ガンバレ 8月7日
女子200バタ 星奈津美さん 金メダル。おめでとう。甲状腺の病気を抱え、昨秋、外科手術。現役続行を決めたとのこと。お見事。 水泳ニッポン、今回、男子の勢いがない。予選落ちが多い。エース選手がいないとこうも気落ちするものか。そんな中にあって女子たちが盛り上げている。頼もしい限りです。ガンバレ。
■ 世界水泳 日本選手メダル第一号 8月4日
出だしが肝心。チームに勢いがつきます。お見事!2個メ決勝の40分前、百平準決。入念なアップをしていました。心身のタフさ。これもお見事! スタンドで応援、竹村コーチの姿。新潟・長岡出身。寡黙な方。さぞ嬉しかった事でしょう。が、本勝負は来年、リオです。応援します。竹村さんは新潟・長岡出身の五輪メダリスト中村真衣さんの育ての親、一度、本社研修会でお会いしました。打ち上げ会では隣に着席。競泳への熱い想いを語ってくれました。
世界選手権、今回で第16回とか。42年前、第1回には私もベオグラード(ユーゴスラビア)へ行きました。当時、参加国は日本を含め47ヶ国。それが今回、カザニ(ロシア)は180数ヶ国。選手数も4倍強。予選にはアフリカ勢も、そして準決勝には東南アジア勢も出場。大変な成長ぶりです。デンワやメールで水泳人と交信。皆、大喜び。が、不安要素も少し。実は日本は中国と、何故か、以前から、シーソーゲームをしています。今回、初日から中国勢が大活躍。そして、頼みの日本のエースは自転車で落車。骨折。出場断念。どうなるニッポン!