■ 関東 梅雨明け 夏本番 16/07/30
朝メシ前ではなく、昼メシ前の一泳ぎ。プールは混んでいました。元気過ぎる中年女性たちを避けながら、遠慮ぎみに泳ぐ若いお父さん(?)。ゆったり伸びのある泳ぎ方。子どもの頃、選手コース辺りまで進級したのかも知れません。半世紀を超えるスイミングスクール事業。こんなお父さんたちが“レガシー”ですネ。嬉しくなりました。
さて、私の“日課”である水泳。今日で丁度100回目。今年の目標は一応180回。が、この分だとかなり厳しい。還暦過ぎたら運動習慣が決め手。強度より頻度が大事です。
■ 言語道断 障害者19名死亡 26名重軽傷 16/07/29 2
相模原の障害者殺傷事件。社会的な超弱者への犯行。断じて許せぬ凶行。国内は言うに及ばす、海外へも、この衝撃が広がっています。 が、連日伝え聞く容疑者の背景から何か釈然としないモヤモヤ観が込み上げてきます。なぜだろうか。自分と違うヒト。考えが異なるヒト。存在そのものが嫌いなヒト。どこかでそんな人々を排除する。どこかで身勝手さを“合理化”する。頭に浮かぶのはあの言葉“ホア”。20年前、地下鉄サリン事件です。
そこまで遡らなくても、介護現場で起きる数々の事件。在宅でも親の介護疲れで子が手を下す。家庭内暴力も然り。子や妻を殴り殺す。悲惨な出来事が多発する昨今の日本。そして、もっと身近な事でも、例えば、存在が見えないことイイ事に“透明人間“たちがブログを炎上させる。 気にくわぬ相手を攻撃する。身勝手極まりない。現代人は許容範囲が狭く、浅くなっている。多少の差はあるにせよ、上は国家を背負うリーダーたち、下は会社の上司に至るまで、気にくわぬ相手が現れると、暗に陰に攻撃し、排除する。そんな昨今の日本。それが今回の“モヤモヤ”観だったのではないか。自分とは相いれないヒト。価値観や存在感が異なるヒト。そんな人々も何かの役に立つ。必要なヒトなのです。許容力を持たねばなりません。
あの不気味な笑い、背中の彫物、行動の異常さ。背筋が凍りつきます。ご両親は共に教員。特に父親は特殊学校に勤務していたとか。胸が締め付けられる思いがします。 この悲惨な事件、これまでとは違う。何か未来からの警告のような不気味さを感じています。つまり、現実と仮想の区別が曖昧になる危うさです。思考と行動の溝が曖昧になる。情報化社会への警告のように思えてなりません。
■ スイム&アクア 米国科学冊子の廃刊 16/07/29 2
スイム&アクア分野の科学冊子『Aquatic Research and Education』(米国Human Kinetics判/年4回発行)の最新号が手元に届きました。これが最後の廃刊号でもあります。 過去10年間。この冊子を読むのが楽しみでした。世界中のアクア研究者の小論文が次々と記載。アクア研究の最前線が解る。2010年前後まで時々日本人研究者のレポートが載り、ワクワクしたものです。が、次第に大学研究者も退官。後継者が育ってないのが現状。高齢化する日本社会の一端が見え隠れします。
廃刊号を飾ったのは豪州エイジグループ水泳の成果に関する研究論文。5~12歳までの少年少女の水泳指導の実際。その社会的価値はどこにあるのか。4年間の追跡調査でした。発達発育を柱とした保健体育の考え方。競技よりも教育を第一義とした考え方。思慮深く、良識あるコーチたちの熱い想い。特に印象に残る事は、初心者指導の最初のステップ。水難訓練。自ら未然に事故防止する方法。泳ぎ方は次のステップへ。
こんな貴重な科学冊子が消える。地味な基礎研究をする人々の発表の場がまた一つ無くなりました。淋しい限りです。
■リオに寒波、日本代表選手ブルブル 16/07/29
選手たちの体調管理。万全を期して欲しい。“前科”のあるコーチ陣なので心配です。 海外合宿でナンバーワン選手が骨折。ホテルと練習会場の間を自転車で通わせていた。また、韓国で代表選手がカメラ窃盗容疑で逮捕。あれもこれも、帰国後、誰も責任を取らなかった。「二度あることは三度ある」の喩。リオでその“三度目”は困ります。くれぐれも選手の体調管理にはご注意ください。老婆心ながら一言…。
■ スピーカーの基本の基本 16/07/28
「講義・講演」での話し方にベストな方法などある筈がない。説明なのか。報告なのか。単なるコミュニケーションなのか。それとも認知構造の改善や改革なのか。どんな学習方式にも難点があります。 が、プロ講師になるには、起承転結がハッキリした「シナリオ」の作成。視聴覚を工夫した「解り易さ」。短い時間で知識や技能を定着させるのが基本中の基本。そして、聴き手の感度を更にアップさせるホイント、話し手の「礼儀正しさ」「研究の深さ」「清潔感のある服装とセンス」などが大切。これも基本ですネ。
加えて、男性スピーカーに求められる外見的ファクターがあるとのこと。つまり…。 ○背が高い ○ヒゲが濃い ○声が低い ○優しい話し方 ○体臭がない ○きれいな揉み上げと爪 ○額が広い ○ハゲていない ○痩せている などなど…。 残念。ほとんどワタシは失格。ガッカリ~。これホントかな…?
■ 便利になったプロへの道 16/07/27 2
駅前の本屋さんをのぞく。講義や講演での講師のハウツー本が数冊。立ち読みしました。派手な帯には<これさえできればプロスピーカーになれる>と大文字が踊っていた。便利な時代です。
40年前、水泳コーチ学校で初講師。鼻高々で有頂天。終了後「今野クン、ちょっと…」と廊下へ呼び出され、主催者(大先輩)からチクリと一言。「ダメだね~」「受講者には聞かない“自由”と誤解する“権利”があるんダ」「あれじゃ解んないヨ…」と大目玉。 間もなく、その方から一冊の本が届きました。『講義・講演の話し方』(著・坂川山輝夫/同文社判)。何度も読みました。今でも大切にしている一冊です。ストレートに叱ってくれる上司や先輩が少ない昨今。ハウツー本が道しるべ。自ら叱咤激励する以外に道はなし。ガンバレ。
■ 与党重臣 自転車でのケガ 16/07/27
自転車通勤路の河川敷。小ぶりな自転車で遊ぶキッズたちが急に増えました。ヘルメットを被り,左側通行。一方、原付ママシャリのお母さんたち。幼い子を乗せ、おしゃべりしながら、平気で『右側』通行。危ない。
さて、与党幹事長の趣味「サイクリング」。皇居周りで落車。頸椎損傷で外科手術。長引きそうです。政治家の趣味「ゴルフ」が多い。TVニュースで見る限り、かっこいいゴルファーは少ない。が、“重臣”は違う。かっこいいサイクリスト。姿勢良し。乗り方良し。笑顔良し。早めの回復を祈ります。
■ どうなってるんダ 16/07/26
|附属池田小事件(2001年)|秋葉原通り魔事件(2006年)|
そして今朝知った。知的障害者施設(相模原市)の殺傷事件。 追々、背景や事情が分かってくるであろう。が…。狂ってる。歪んでる。どんな育ち方をしたのか。
■ 運が付く 神の手の持ち主 16/07/25
田中義懸さんが来訪。暑中見舞いとか…。事務所の近く、評判のスープカレー店で昼食。美味かった。 田中さんは元競泳コーチ。五輪選手へのスポーツマッサージが高じ、中国へ、整体・鍼灸の勉強。そして今日、“神の手”を持つと噂の知る人ぞ知るその道の達人。特に「運」が付くと口コミが広がり、政治家や事業家などにクライアントが多い。売れっ子です。過日の参議院選や今回のリオ五輪など、興味深い“裏話”。人脈の広さ。彼の存在がまた少し遠くになりました。
■ 政治とカネ 今も昔もワンセット 16/07/24
昨夜、NHK未解決事件「ロッキード事件」(前・後編)観ました。臨場感ある映像と内容。面白かった。
今太閤の首相就任・日中国交締結。これで<日本は変わる…>と胸が踊った。よど号ハイジャック。防衛庁内での三島由紀夫割腹。グアム&ルバンク島から旧日本兵生還。そして、浅間山荘での赤軍派籠城。旧日本帝国を引きづった出来事が次々と起きた。この時期、私は東南アジア・フィリピンで過ごしていたので、海外から日本をチラチラ見ていました。
帰国してみると、1ドル360円だったはすが150円へ。今太閤は既に失脚しており、暫くすると“ロッキード”が新聞に載り出した。権限ある処、必ず汚職あり。今も昔も「政治とカネ」はスキャンダルの定番。ロッキードはその象徴的な事件。が、当時、多くの日本人は驚くよりも「やっぱりネ~」と冷静に受け止めていたように私は感じていました。さずがに“元首相逮捕”のニュースはショックでしたが…。
私がフィリピン滞在中、ロッキードのルートの一つ、大手総合商社のマニラ支店長が高級ゴルフ場の玄関前で惨殺。それもマシンガンで車ごとメッタ撃ち。当時、日本人ビジネスマンが歓楽街で殺傷される事件が結構あった。権力構造が不安定だったので汚職の対象者も頻繁に変わる。その対処が露骨で辛辣。それが日本人ビジネスマンへの恨みの一つ。現地メディアはそう言っていました。 敗戦国から成り上がり、急成長。経済大国と煽てられた日本。「金」さえあれば何でも解決できる。正義よりも、法律よりも、名誉よりも、「金」の力が強い。結果を出すには「カネ」を使う。それが一番。そんな考えがあった…。イヤ、今もその風潮があるのかも…。
ロッキード事件で闇に消えた21億円。今の価値なら楽に100億円を超える。誰が、どこへ、どのように、カネを流したのか。今夜はその続編、楽しみです。
■ スキャンダルへの対応 格の違い 16/07/22
いよいよ始まる米国大統領選。共和党代表ドナルト・トランプ氏。記者会見の席上、過去の“女性遍歴”を問われると、その記者(男)を指さして一言。「ご多聞に漏れず、私も、諸君と同じて“女好き”でネ…」「イイ女にはメがない…」とニヤリと笑った。ウソは言わない。誤魔化さない。トランプ人気の秘密はこんな一面にあるのかも…役者の“格”の違いですかネ~。
一方、都知事選。“格”の低さが目立つイケメン爺。「女子大生」の影がチラチラ。クリントンを見習ったのかも…。剛腕弁護士を盾に法廷闘争へ。ガッカリ…。そして、岩手も東京も“大魔人”の庇護がないと立てない元スーパー官僚。面白さゼロ。やっぱりジャンヌ・ダルク…ですかネ。覚悟を決めた「女」の一念。強し。
■ 脳の活性化について 16/07/21 3
天才物理学者アインシュタインは自転車好き。チャリで“通勤”していた事は有名です。落車の経験があるのか否か解りません。が、政界の重臣。与党幹事長が事もあろうに都内で落車。背中を痛め、外科手術していた事が報道されました。早い回復を祈ります。 さて、天才物理学者はメモ魔。日々、思いついた諸事全般をノートに書いていた。そして、日々、マメにメールしていた事も有名です。「書くこと」は脳を活性化させる。インプットよりアウトプットが重要。書いて覚えて、書いて思い出す。書くことで感性が鋭くなる。 日々溢れる雑多な情報の中から、何をどう選び、整理し、発信するか。書きながら考える。SNSは脳を活性化するよいツールです。
■ ドーピング選手のその後… 16/07/21 2
私の競泳コーチ時代(70~80年代)。ドイツは東西に分かれてました。当時、東ドイツ競泳陣は世界一。金メダリストで世界記録保持者だったスーパースターたち。男女スイマーが引退後、結婚。二児誕生。が、子たちは共に遺伝子障害だった。その確率たるや…。 冷戦終了。東西ドイツの金メダリストのその後の人生はどうだったのか。英国TVがドキュメント番組を作成。元東ドイツの五輪アスリートたちの健康状態を調査した。散々なる結果だった。彼らは国家高揚のための“犠牲者”でした。 ロシアの金メダリストたちはどうか。どんな人生を歩んでいるのか。
■ ロシアのドーピング疑惑 16/07/21
スポーツ大国ロシアのドーピング疑惑。国家組織が関与した…とのWADA(世界反ドーピン機関)のレポート。IOC(国際五輪委員会)のリオ五輪ロシアチームへの対処如何によって、4年後、東京五輪にも大きな影響があります。どうなることやら…。
■ オタクたちが街を歩き回る 16/07/20 2
“Pokémon Go”フィーバー。アメリカではケガ人が続出する大騒ぎです。 任天堂の時価総額が一気に倍。株価急上昇。ポケモンの生まれ故郷ニッポンはやや“仲間外れ”の観があります。が、いよいよ本日上陸(?)。なぜ日本が出遅れたのか。何とサーバーの強化対策が遅れたから…なのだそうです。失われた20年。韓国よりインフラ整備が遅れた日本、こんな面でも差が付いています。
とにもかくにも、ゲーム好きのお宅族が家⇒街へ。屋外へ。ポケモン探して歩き回る。画期的ですネ~。 画期的と言えば、40年前、ソニーの“Walkman”もそうでした。株価が一気に上昇。街歩きしながら音楽を聴く。屋内での良質な音を屋外へ持ち出す。カセットテープタイプのオーディオ機器がバカ売れ。 いずれも内から外へ。静から動へ。既成概念を打ち破る「発想の転換」です。
■ハイドロの伝道師、次の一手… 16/07/20
アクアロジック考案者タッド・スタウトさん。スケートボート創成期、世界チャンピョンだったヒト。腰を痛めたのがハイドロトーンと出会い、完治。その後、ハイドロトーンの「伝道者」として普及向上に努める。 根っからのアイデアマン。ハイドロトーンの短所をカバーするコンセプトのギアを考えパテントを取った。紆余曲折を経て、商品化した。それが昨今話題の抵抗具アクアロジック。国内総会で体験。デモレッスンを受けられます。ファシィリテーターは吉田賢一さんです。予約制。
■ 本音の代弁者が決勝戦へ 16/07/19
トップリーダーになるヒト。ネガティブ発言をしてはならないとされる4つの“タブー”があります。
|人種|宗教|思想|人権|
今やこの4つが連立方程式のように複雑に絡み合い、何一つ解決策が見出せない。テロ行為や殺傷事件。自爆。動機すらも解明できない。 世界の頂点に立つアメリカ合衆国。そのトップリーダーを選ぶ“決勝戦”に勝ち残ったドナルト・トランプ氏。暴言を繰り返す大富豪。危険な候補者と言われながらも共和党代表者に成り上がった。
白人。それも中間層以上の高学歴者に意外に人気がある。熱狂的な支持者も多い。何故だろう。社会的地位、立場、教養などが邪魔して体裁を気にする人々。4つの“タブー”を口に出せない人々。それを辛辣な言葉で発言するトランプ氏。彼は豊かな人々の「代弁者」なのかも知れませんネ。 リーダーぶらずにリーダーらしくする。良くも悪くもウソは言わない。トランプ氏の“成り上がり”ぶりから何かを学ばねばなりません。
■東京のジャンヌ・ダルクか… 16/07/15
東京はNY、Parisに並び世界三大都市の一つ。人口1351万人。年予算13兆円。職員16万人。その「顔」になるトップリーダーを選ぶ。ちょっとした国の大統領です。 都知事選告示。何と21人が立候補。数名を除き、見知らぬ顔ばかり…。
その中にあって、与党の組織票(200万)に独りで立ち向かう女性。まるでジャンヌ・ダルクのようです。 イギリスとフランスの“100年戦争”。その最終章に忽然と現われ、歴史の闇に消えた女性英雄。負け続けていたフランス軍を大勝利に導いた。党利党略の「巣」とも思える与党都議会。「喝」を入れられるか否か。
■ 頼もしい”Young”との出会い 16/07/14
湘南育ちの“お嬢さん”と思いきや、スゴイ若者でした。世界中の災害地や紛争地へ逸早く出向き、医療救済に従事する看護婦さん。
高校からイギリス留学。医大へ。卒業後は大病院小児科で研修。帰国。某国立こども医療センター勤務。が、貧困や紛争で困っている子供たちの映像を見て一念発起。私にも何かできるかも…と退職。医療派遣団体へ登録。日頃は医療ボランティア活動に励んでいる知的で上品なヒト(女性)でした。
過日、ダッカ(バングラディシュ)での殺傷テロ。「他人事ではない」「背筋が凍りつきました」とのこと。日頃は体力増強に熱心。勤務が不規則なので自宅近くの24時間オープンの小型クラブのメンバー。トレーニングは日課とのこと。 こんな頼もしい若者がいる。今のニッポン…捨てなモノではない。
■ 昭和の偉人 逝く 16/07/13 2
「上を向いて歩こう」「夢で会いましょう」「こんちは赤ちゃん」…
昭和を代表する放送作家、作詞家。永六輔が逝く。享年83歳。テレビと共に育った私たち団塊の世代はこのヒトから大なり小なり影響を受けた。
1980年代後半、日米の貿易不均衡が社会問題に…。日本車への“憎悪”が高まっていた頃。米国東部ミシガン州の街で知人に連れられ、カラオケバーへ。当時、室内は薄暗く、ちょっとしたステージあり、スポットライトを浴びながら、ど素人が代わる代わる自慢の唄を歌っていました。知人に強く勧められて、歌詞カードの中を見ると“Sukiyaki”(上を向いて歩こう)があった。恐る恐る日本語で歌いました。が、意外に大好評。会場から拍手が出ました。いい思い出です。
~上を向いて歩こう|涙がこぼれないように|思い出す春の日|一人ぼっちの夜~
Look at the sky as you walk through life
So the tears won’t overflow your heart
As you remember the spring day so bright
On this lonely lonely night
永六輔さん ご冥福をお祈りします 合唱
■ 老人医療と養介護の融合 16/07/13
4月、タイへ招かれ、アクアセラピー講習会を行った際の会場となった高齢者医療センターのスタッフ&ドクターが来日。会食しました。 関東各地の最新の高齢者養護施設の見学。そして、信州大学(長野)での専門セミナーの受講が今回の訪日目的とのこと。老人医療と養介護の融合サービスはどうあるべきか。日本の現状を知りたい…と熱く語ってくれました。
彼女たちが勤務するタイの専門施設はメディカルケアが充実しており、水陸両面でのリハビリ施設が完備している。ある意味、この分野では日本は立ち後れている観があります。
詳しくは こちらへ ↓↓↓
タイで アクアセラピーの講演
■ 高齢者施設で見た養介護の実態 16/07/12
開設まもない最新の特別養護老人ホームを訪問。業界大手の民営施設で全国チェーン展開中。ちょっとしたホテル並み。フロントもフロアマネージャも好感度抜群。が、運動施設らしきスペースは何一つ見かけなかった。起床から就寝まで“つつがなく”一日を過ごす。それが当面の目的とのこと。入居者(お客さま)の体力維持や疾病予防への積極的な姿勢は感じられなかった。
もし、欧米の同様の施設であれば、当然、プールを含む、小規模なリハビリ施設が完備されていることでしょう。 今の日本、高額な民間施設に入居できる方はラッキー。経済的に恵まれた一握りの人々のみ。欧米並みに積極的な生き方を奨励指導する施設運営になるにはまだまだ時間がかかりそうです。
2050年、日本人の3人に1人が65歳以上。人口1億人。消費税15%。どうするニッポン。どうなるニッポン。
■ガラスの天井と地下室 16/07/11
資質や成果にかかわれず「女性」のキャリアや組織内での地位や昇進を妨げる目に見えない障害。打ち破れない壁のことを『ガラスの天井』(glass ceiling)と言います。
参議院選で大勝した与党の鼻息は荒い。次は都知事選へ。与党の組織票は200万とか。“女勝負師”は単独で200万票に挑む。そんな構図がハッキリしてきました。透けて見えない筈の「ガラスの天井」が薄っすらと見えてきましたネ、Go For It!(当たって砕けろ)
一方、資質や成果にかかわらず、男性にも地位や昇進を妨げる目に見えない障壁がある。マイノリティ(少数派)がマジョリティー(多数派)から阻害されることを『ガラスの地下室』などと言うのだそうです。 天井にせよ、地下室にせよ、あなたは目に見ないガラスの壁を感じた事がありますか。
■ 国を想う一票の価値 16/07/09
明日、参議院選。経済政策“アベノミックス”の是非を問う。与党の勝敗ラインは過半数の61議席。国民の審判はいかに…。
保守本流“安倍之一族”とその仲間たち。目指すは祖先の遺言「憲法改正」。まずは“歴史認識”とやらをシュレッターにかけ、再構築。次はいよいよ本命のリサイクルへ。GHQ(占領米軍)が描いた“理想郷”(英文)を翻訳したのが現法。70年経過すると何かと不都合。矛盾だらけ。カビ臭い邦訳文章が目立ちます。今度は我らの手で“日本語”で書こうではないか。そんな世間の風の是非を問う国政選挙でもあります。
3ム(無関心・無感動・無責任)は国を滅ぼします。投票所へ行こう。 どうなるニッポン。どうするニッポン。
■ 老いて仲良く世界遺産へ 16/07/08
水面に浮かして使うスピーカー。半径3~4Mのみ、音が拡散する。某音響機器メーカーから協力依頼があった。面白い企画。「お手伝いします」と即答。今から20数年前です。今でこそ水中スピーカーは数種類(写真)あるが、水に浮くスピーカーに音を“飛ばす”(ワイヤレス)の発想は野心的。が、販路も狭く、売価も高い。結局、お蔵入り。日の目を見る事はなかった。未だにユニーク。商品化された話はなし。
それが縁で今もお付き合いしている方がいます。過日、久しぶりにお会いしました。既に退職。悠々自適か…と思いきや、音響機器の整備会社を立ち上げ、今でも活躍中。年一度はご夫婦で世界遺産巡りをしているとお聞きしました。 最も印象的な場所はどこ…と訊いてみた。ピラミット(エジプト)とタージマハール(インド)だそうです。今年はヨセミテへ。米国カリフォルニア州にある国立公園。なんと羨ましいことでしょう。イイですネ。
■ 今日は七夕です 2016/07/07
「天の川」見たいね。 何にもない地方過疎の村。まっ黒な夜空。煌く星々を見上げ、若者は閃いた。星空ナイトツアーを企画。SNSで発信。すぐに定員になった。ニュースになりました。
銀河系の外にある大小二つのマゼラン雲。150万光年の先にある。そのまた先にある巨大なアンドロメダ銀河系。230万光年先。やがてこれらが合体するらしい。が、宇宙空間は広いので星同士が衝突する事はないのだそうです。もっとも、そんな壮大な宇宙のイベント。銀河系の端にある小さな恒星の一つ太陽が存在しているか否か。ましては太陽系の惑星の一つ地球ですから人類は消滅していることでしょう。
「天の川」へ願いを込めて、与えられた命と時を大切に…。「思い」が叶うように…。そして、自分らしく…精一杯の生き方ができますように…。
■ もうすぐ リオ 開幕 2016/07/06
リオ(ブラジル)には縁があり、これまで二度、訪れています。リオはニューヨークとホノルルが合体したような街。旧市街地は意外に狭く、徒歩圏内です。そして、リオにはピンからキリまで何でもあります。
昨夜、ラジオの深夜番組でリオ現地レポートがありました。ブラジル各地から集合するボランティアに辞退する方が多く、五輪組織委員会は大困り。宿泊代が高騰しているのが原因とのこと。もう一つ、不人気競技のチケットが全く売れない。苦肉の策でディスカウントを検討中とのこと。何事も拘らないブラジル人気質。柔軟な発想で何とか乗り切ってゆくことでしょう。
昼、水泳関係者と雑談。リオで日本水泳は10個(メダル)と予想されている。どうなの?…と訊くと急に口が重くなり「7個はイケルでしょうが~ネ」と渋そうな顔してました。 どうなるか事やら…。頑張れニッポン。
■ 星に願いを… 16/07/05
五節句の一つ。毎年7月7日の夜に、願いごとを書いた短冊や飾りを笹の葉につるし、星にお祈りをする。七夕です。
夏、南の夜空に光の帯のように広がる「天の川」。近年、一度も見たことがありません。明りが多く、狭い夜空の大都会で見ることはほぼムリ…。 天の川は銀河系の中心を内側からみています。直径10万光年。2000億個の恒星の大集団。いて座(南斗六星)の先にミルクが流れたように見えることから西洋では“Milky Way”と言われいます。 もし、この時期、天の川が見えたら、どんな願い事をしますか。
When you wish upon a star
Make no difference who you are
Anything your heart desires
Will come to you
輝く星に心の夢を
祈ればいつか叶うでしょう
キラキラ星は不思議な力
あなたの夢を満たすでしょう
■ 感心と関心 二つのカンシン 16/07/04 2
参議院選、真っ只中。立候補者の応援に現職の某大臣来る。そんな大音量の選挙カーの案内を聞きました。へぇー…こんなところにも…。こんな事でもなければ大臣クラスの“生声”は聴けない。お祖父ちゃんは与党誕生の立役者の一人。お孫さんも小柄ながら迫力ある顔つき。説得力のある政策論。さすが…サラブレット一族の血。オーラを感じました。 が、街ゆく人々は素っ気ない。立ち止まって聴く人はチラホラ。政治への関心の低さを感じます。炎天下の中、汗を流し、熱く語る若き立候補者を見ながらそう感じました。
若い世代の人々へ。ぜひ投票に加わってください。君たちはこの国の中でしか生きてゆけないのですから…ね。
■ リオの水泳ニッポン 10個の壁 16/07/04
もし明日リオ五輪が開催されたらどんな結果になるか。スポーツ分野のデータ分析で知られる米グレースノート社。前回(ロンドン五輪)での日本の実績と予測との差はわずか1個だった。
リオ五輪、1ヶ月前。同社の予測では日本の獲得数順位は9位。メダル数38個(金12個、銀12個、銅14個)。うち水泳は10個とのこと。果たして結果はいかに…。 過日、オマハ(ネブラスカ)で行われた米国水泳選考会。好記録続出。特に3冠を目指すフェルブスと長年の好ライバル・ロクテとのデットヒートは見応えがありました。共に31歳、リオが現役最後のレースになる。
勝利の女神が日本にも少し微笑むように…。祈るのみ。がんばれニッポン。
■ あの人の今 16/07/01 2
東京新聞「トモニ考えるツナガル」欄(6月23日)に知人の依知川守さん(42歳)の活動状況が取り上げれていました。 彼は学生時代(日大芸術学部)、アクア国内総会ボランティアスタッフとして、ビデオ撮影を一手に引き受け、手伝ってくれました。献身的な努力、誠実な人柄、今でも忘れられません。
現在はNPO日本ファイバーリサイクル連帯協議会理事長。国内で回収した古着をパキスタンに送り、スラム街の学校運営資金に充ている。「皆さんが寄付してくれた古着がパキスタンの子どもたちに学ぶ機会をつくってくれています」と熱く語る彼の様子が記事になりました。多くの人々の思いが詰まった古着。コンテナの荷受けには毎回スタッフが立ち会っているそうです。
もし、箪笥や物置に使用しなくなった古着があれば、ぜひ、下記へ連絡。送付ください。
詳しくは こちらへ→http://www.jfsa.jpn.org/
■ アレがあってこそイマがある 16/07/01
過日、200回目のアクアフォーラム21を開催。ご協力を頂いたIAFC日本代表講師20名、受講者70名。大人数。会場をご提供して頂いたNECグリーン溝の口校(川崎市)お世話になりました。そして、プールで“三角波”を久しぶりに見ました。
詳しくは こちらへ → https://www.aqua-adi.co.jp/info/27618.html
さて、第1回は30年前(1986年5月)。5回前後まで講師は私独りでした。21世紀は子供への水泳指導だけではダメ。大人向けの立体での水泳初心者指導が必須。ちょっと大げさな言い方ですが“夢”(?)を熱く語りました。発想の原点となった四つのギアを考案。パテント申請。これを機に脱ラサしました。時代はバブル景気へ。年々、スイミングスクールのスポーツクラブ化が目立ち始め、この勉強会への参加者数も次第に増えてゆきました。
四つの中でも特に中央部で曲がったで変なビート版(?)。今流に言えばコアバランスに役立すギア。当時は小難しく「躯幹筋強化」などと称していました。バランスボードと命名。やがで米国でもパテント製造販売。“ワンダーボード”の商品名で売られました。国内ではさほどでもなった。が、海外ではかなり売れた。年数回、パテント料が銀行に振り込まれる度に、金額はさて置き、心の満足度が高まり、嬉しかった。
特許期間が終了。今回、ATS(国際アクアセラピー総会)で例のワンダーボードをプールサイドで見かけました。アメリカでは“ジェネリック”(Generic)が出ればギアも“本物”…と知人から肩を叩かれた。最高の褒め言葉と受け取りました。お役目ご免。お陰さまでした。