■ スペイン王国 3つの文化 18/09/18 7
スペイン王國の首都トレド。3つの文化がミックスされている。最初に影響を与えたのはシナイから来たユダヤ人たち。次は北アフリカから来たイスラム人。最後はローマから来たカトリック人。新旧二つの聖書とコーランが仲良く融合。独特のミックス文化になった。スペインの魅力はそこにある、と今回思いました。
異文化の優れた面を躊躇なく取り入れる。が、戦略がない。戦術のみ。力で押し切る。政治力や外交力を軽視したことが、やがて後発のイギリスに敗れ、二度と追いつくことはなかった。勉強になりました。
■ スペイン王国 金銀の行方 18/09/18 6
古都トレドを訪れ、感じた事。七つの海を支配したスペイン。世界中から集めた金銀の量は凄まじい。が、王は孤独だった。心はいつも枯渇していた。王の権力はいつのまにか宗教の権威を求めるようになった。金銀は教会の内装材に使われた。王は教会から授かる名誉を求めた。狭い旧市内に教会が20も建設された。教会だらけ…。ヒトは今も昔も最後は「名誉」を求める。悲しいかなそれが人の業なのですネ。
一方、教会は名誉を授けるのが唯一の高額「商品」。が、教会仲間には安易に無償で授ける。“聖”○○の付いた“聖人”とやらがなんと多い事か。呆れるばかりです。これも人の業なのでしょう。
バスツアーで知り合ったアルゼンチン女性二人。ランチ、たまたま同じテーブルになった。お二人共高校の先生。独身。今回は退職記念の旅との事。流暢な英語で話してくれました。市内に戻り、お別れした。「ご機嫌よう。またね…。」と軽く手を挙げた…。知的な会話。凛とした態度。ステキな女性たちでした。
■ トレド名物 伝統のナイフ 18/09/18 4
トレドに行ったらナイフを…。ついに購入しました。もちろんハンドメイド。予算オーバーでしたが、さすが見る限り質がイイ。触っただけでキレそうです。
■ 古都トレドへ一日バスツアー 18/09/18 3
古都トレド、600年間、スペインの首都だった所。日本にキリスト教を紹介したフランシスコ・ザビエルも、アメリカを発見したコロンバスも、この狭き門を通り、キングと謁見した。当時のままの石畳み。トレドの凄さは今もヒトが住み、生活していることです。
■ 観光客の便利な足 電動自転車 18/09/18 2
今朝、早起きして古都トレドへのバスツアー発着所へ。レンタル自転車でくる観光客が多い。なんと電動。確かにマドリッドは坂道が多い。英語ガイドを申し込んだのですか、ラテン語圏がほとんど。英語圏は少数でした。ガイドさんはバイリンガル。スペイン語と英語を自由に流暢に話し、案内してくれました。
■ スペインの文豪が住んでた路地 18/09/18
昨夜、マドリッドのオールドタウンで打ち上げ。お世話になった方々とワインで乾杯。黒米とエビのパエリアを食べました。抜群 の旨さ。帰り道。ミゲール・デ・セルマンデスの墓標と遭遇。この横丁に生涯住み、ここで亡くなったと聞きました。
彼の著書「ドンキホーテ」はこの横丁に住んでた時の作。有名な冒頭の一文が道路に彫られていました。曰く…。
〜世間がどうであれ、ヒトがどう言おうと、自分らしく生きる。決して後悔しない。自分の人生なのだから…〜
400年前、彼はこの街にいた。ここで生きていた…。彼の言葉に震えた。『ラマンチャの男』を観に行こう。
■ 2年前と同じホテルへ 18/09/17 4
今日は移動日。マドリット中心部へ。プラド美術館とは目と鼻の先。2年前にもお世話になったホテル。小さな看板があるだけなので「知る人ぞ知る」隠れ家的ホテル。。周囲にはなんでもある。とても便利なロケーションです。
明日は一日バスツアー。古都トレドへ。以前からぜひ欲しかったトレド名物の小型ナイフを買います。
■ 200年前からのリハビリ病院 18/09/17 3
前回も今回もアイチの会場は郊外にあるリハビリ病院。カトリック教団の施設。200年前に開設したこと。ヨーロッパでも最古参リハビリ施設らしい。プールは10年前にリニューアルした最新施設。リハビリ系の様々なワークショップがあり、生徒や先生のための立派な宿泊施設が完備されています。前回同様に快適でした。
■ スペイン人初のアイチ認定者と再会 18/09/17 2
ナタリアさん。PT。5年ほど前、アイチ養成を受講した。受講生が多かった年ですから同期だった方がいるのではないかと思います。ご主人の仕事で東京住まい。 確か帰国前にぜひアイチ認定を取得したいとの事でした。全てが日本語ですからチンプンカンプン。が、懸命に受講してくれました。
なんと今回、マドリットでのアイチ認定を再受講。ズーッと分からなかったアイチの理屈。疑問点や細やかな動きの数々。今回はシッカリ分かり、スッキリしたそうです。アイチへの熱意。態度や姿勢。とても嬉しい再会でした。ありがとう。
■ フィエスタで郊外の村お越し 18/09/15 3
市内から車で2時間。以前は小さな寒村だったに違いない。都会の雑踏から逃れたい子連れの若い世代が移り、結構おしゃれな村になっている。昔ながらの“フィエスタ”(村祭り)に誘われました。金曜の夜、田舎料理を食べ、地酒を飲み、深夜までワイワイ騒ぐ。帰り道、そこかしこの村々で“フェスタ”を見かけました。祭りの主役は男たち。買え替えしく働く太めの叔父さんたち。テーブルを陣取り、どっかり座っている太めの叔母さんたち。女たちは何もせず、ワインを飲み、大声で笑い、話す。幸せそうでした。
■ マドリットでのアンチ 18/09/15 2
WATSUスペインのリーダー、エリサさんと会食。スペイン料理は美味い。何を食べても美味しい。私はシーフード、エビのリゾット。彼女は牛テールの煮込み。絶品でした。
鼻先を折る。奢る心を凹ませるとか、恥をかかせるとか。あまりイイ意味では使われません。
古代スペイン時代、北アフリカの異民族から度々侵略されていたようです。破壊が凄まじく、王室の銅像は「鼻をへし折られ」無残な姿。今も昔もアフリカ人はフィジカルが強かったのですね。
■ スペイン国立博物館へ 18/09/14
望みがついに叶った。スペイン国立博物館へ。今まで見たうち最も大規模。地下1階から地上4階。古代から近代まで。特に興味深ったのが大航海時代。急速に発展した理由。そして、植民地時代、なぜ成功したのか。その謎も少し理解できました。彼らが織田信長から学んだ最大の事はなんと中世期の金融制度。宣教師が本国へ送った当時の報告書が展示されていました。貨幣経済と手形決済。安土桃山時代の合理的な経済システムを詳しく調査していました。
今時の音声ガイド。タブレット付きでした。分かりやすい。とてもイイ。素晴らしい。たくさん学びました。帰国したら、追々、学んだ事を詳しくお知らせします。
さて、明日からが本番。イギリス、イタリア、ハンガリー、プエリトリコ、アルゼンチンからも参加者がいると聞きました。総勢18名。襟を正し、シッカリ教えます。
マドリッドには大小様々な美術感や博物館あります。世界四大美術館はよく知られてます。が、その影にマイナーな博物館が結構多い。今回、アイチ認定講習会主催者、エリサさんが案内してくれた歴史美術博物館。観光客で賑わう繁華街の脇にひっそりありました。門構えは歴史遺産になっているスペイン王室の正門。圧倒されます。が、内部の展示品。目ぼしいモノは戦時中、ドイツナチ軍の戦利品として持ち去られた。そして、戦後 、長く続いた軍事統制時代に誰彼ともなくコッソリ持ち出し、売られ、世界中に散らばってる。そんな悲しいストーリーがパンフレットに書かれていました。
花より団子。いつの世も、どこにでも、浅ましい盗人たちがいるものです
2年ぶり、バルセロナ(スペイン)到着。暑い。34度とのこと。市内をブラ歩き。見覚えのある街角。スペイン語の響き。少しづつ慣れてきました。
16/09/19
スペイン初、アイチ認定講習会の会場となったサンホセ研究所。カトリック教団が経営するリハビリ病院。創立1899年。何と117年前。ベット数300。アクアセラピーセンターは2007年に新装オープン。7名の理学療法士が勤務。20名のボランティアが日替わりでお手伝い。入外来患者だけではなく、日々、遠方からも来る人々のアクアケアで大忙しとの事。研究所の歴史をまとめた本を頂戴しました。
センターへの階段踊場。障害児たちの古靴を再利用した花壇が…。かわいい花が咲いてました。
スペイン・マドリッド。今夜、出国。中東ドーハへ。乗継ぎ便で帰国します。長旅です。 いつかスペインへ…。「夢」は叶うものですね。確かに想像通り、この国の文化も文明もすごい。が、最も素晴らしいのはスペイン人たちです。気さくで明るい。温かい。ヒトの良さですね〜。また、いつか、来たい。思いは現実成る。強く思う事にしましょう。 お世話になりました。楽しい旅でした。
マドリッド旧市街、観光名所マヨール広場。その脇にあるサンミゲール市場。昼時、チョット覗いてみた。名所だけあって観光客で混雑中。イベルト豚のハムとパエリヤを食べたかった。が、長い列に並ぶ時間がなく、諦めた。 後日、知人に連れられ、老舗レストランで例のハムを食べた。美味い。パエリヤはメニュに無かった。知人曰く、バレンシア地方の郷土料理とのこと。いつかその地へ行って食べましょう。代わりにアンダルシア地方の郷土料理だと言うガスパッチョ。トマトベースの冷たいスープ。そのお店の自慢なのだそうです。さすがに美味かった。
16/09/18 4
海外に出ると…日本はアクアセラピーの「後進国」だナ…とつくずつ思います。セラピーだけではないかもしれませんが…。 ヒト・モノ・カネ…何が最も劣っているのか。先ずはヒト。PTもドクターも水着になってプールに入る。そんな光景は見たことがない。モノ、セラピープールとは名ばかり。縁もゆかりもないタダのプール。建設屋さんに丸投げ。多分、カネだけはある。なので建設屋さんに都合のいい箱ばかり。 後進国から抜け出すには、どうすればいいのか。流行り言葉で言えば「患者ファースト」で行う。 考え方を切り替えねばなりません。このままだとカネがあるだけのタダの貧乏人の国になります。ヒトもモノもカネも、「動機善なりや…私心なかりしか…」と一人ひとりが考え、問い掛け、行動する。その自覚を持ちましょう。どうなるニッポン。どうするニッポン。
2000年前後、水中も点数に加算されるかも…そんな法改正が検討され、気の早いドクター、お金持ちの個人経営の病院は小ぶりなプールを増築。が、突然、その条項が削除。小ぶりな部屋で自転車漕ぎ他、簡便ば器具があれは、点数に成る。そのように改定されました。それ以来、プールを併設する病院は稀。プールはお荷物扱い。メヂカルだけではなく、昨今はフィットネスでも「カネ食いムシ」などと言われる有様でする。何を「ファースト」にするか。日本はどこか「変」。海外に出ると、いつもそう感じます。
16/09/18 3
スペイン初のアイチ認定者14名誕生。来年から練習会を定期開催。「腕」を磨く…と張り切っていました。受講者の多くがPT。ワッツの熟練者。中にはすでに施術にアイチを導入している方もいました。スペインでのアイチ、これからが本番です。
16/09/18 2
マドリッド最後の夜。旧市街(マヨール広場)周辺の路地を歩く。嘘のような静けさ。築数百年の重厚な石ずくりのビルの隅にうずくまる人影数々。アフリカや中東から押し寄せる難民。半端な数ではない。一度郊外に出れば、ハイウェー脇の空き地には簡要テントが建ち並ぶ。大量難民の生活支援費用で国家財政はパンク状態。過去2年で大統領が3人も変わる。何も決められない。難民経費で消費税アップ。国民は大ブーイン あれもこれもスペイン王国時代の植民地政策の「負」の遺産。過去への償い。難民費用の捻出の為、税金アップを審議中とのこと。スペインに限らずユーロ諸国の成長力と財力を日々押し寄せる難民たちが食い潰す。 日本も他人事ではない。介護や福祉厚生など社会保障云々でゴタゴタしている間に、大挙して「難民」がやってくる。スペインもニッポンも軍力で占拠し、富を搾取した。戦争加害者。だから、彼らに「NO」とは言えない。「負」の弁済はいつまで続くのか。観光名所の路地裏にうずくまり小銭をおねだりする難民たち。綺麗事では済まされない。どうすニッポン。どうなるニッポン。
16/09/18
アイチ講習会、無事終了。 マドリッド、最後の夜。お世話になったセラピストの方々とラストディナー。オペラハウス前のレストランで豪華に夕食。スペインならでは料理に大満足です。生ハムで飲む赤ワイン。そして、魚介類…。美味しかった。 明日は朝寝坊します。
16/09/17
アイチ講習会初日。無事終了。スペイン初を企画してくれたお二人と夕食。ワインを飲み、美味しい料理を食べ、アイチやワッツの話で盛り上がりました。 明朝9時開始。
16/09/16 2
マドリッドから車で2時間。明日からのアイチ講習会の会場へ移動しました。 創立200年前とか…。多分、世界で最も歴史があるリハビリ病院の一つ。敷地が広い。なんでもある。まるでリハビリの「殿堂」のような処です。 明日から頑張ります。
16/09/16
世界遺産プラド美術館。2時間並んでチケット購入。入館できました。中は実に静か…ゆっくり鑑賞できる。入場制限するワケが分かりました。 今回は単眼鏡を持参。歴代のスペイン王家の肖像画をじっくり見ました。王家の人々は美男美女ばかり。そんなはずがない。が、そうでも描かなきゃ職どころか命までも失う。そんな時代の絵。見所は近世の絵。中でもゴヤのコレクション。代表作「裸のマハ」の脇になんと「着衣のマハ」が並んで展示。この絵がエロか否かで大論争へ。エロの基準は曖昧。時代で大きく異なります。 時間切れで止む無く外へ。次回(?)また…。
6/09/15. 2
明日は移動日。明後日からアイチ講習会。明日、昼にプラド美術館の予定。もしかして入館予約が必要かも…と思い、行って見た。入口付近には長い列。数百人。ビックリ。すごい人気ですね。予約は不要との事。朝一で並ぶしかなし。 入口広場には若い画家たちが絵を展示してました。いつかピカソのように…そんな夢を描いているのでしょう。 明朝、早起きして並ぶことにしました。
16/09/15
遅めの朝食。運動がてらに歩いて観光中心地マヨール広場へ。観光バスツアー券購入。なんとシニア割引で半額。嬉しいやら哀しいやら…複雑。ツアーには新旧二つの市街地コースがある。さすが長くハプスブルク朝の都だけあって重厚な石づくりの建物が多い。新市街地は奇抜なビジネスビルとモダンな住宅街。勝ち組たちが競い合い、贅を凝らして建てたのでしょう。 そして、活気あふれる下町の中心地プエルタ・デ・ソルへ。ブラブラ散歩。広場では様々な大道芸。芸人たちは腕を競い合っていました。
16/09/14
成田からドーハまで11時間。マドリッドまで6時間。計17時間。長旅です。無事到着。 今日は祝日らしく街は静か…。ホテル周辺をブラブラ歩き。スーパーで食料を少々買い出し。今夜は早めに寝ます。
16/09/13
中東カタール・ドーハ到着。乗継ぎ便でスペイン・マドリッドへ。
機内、隣席の若者。東京外語大生。アフリカ学専攻。これからウガンダへ。1年間、留学との事。アフリカ諸国の中で最も政権が安定し、経済が成長している国。その理由や背景を研究するのが目的とか。頼もしい若者でした。 ドーハ空港は今回で2度目。豪華で広い。大スクリーンに様々な映像が映し出され、迫力満点。なんと全てが韓国製。こんな処にも日韓の開きが感じられます。
どうするニッポン。どうなるニッポン。
16/09/12
明日、スペイン・マドリットへ。初訪問です。
見てよし!買ってよし!食べてよし! 三拍子揃った街マドリット。ガイドブックにはそう書かれています。が、意外に見どころは少なく、世界三大美術館の「プラド美術館」は必見とのこと。アイチ会場は郊外。車で2時間。幸いにして市内滞在中は美術館の目と鼻の先に泊まります。時間のある限り、目の保養をしてきます。
スペインは1日30時間。日本人より1日が長い。ゆっくり時間が流れている…そんな気がしました。