■ いま韓国映画が面白い 児童虐待と国家破産 20/10/29
WOWOWで韓国映画二本を観ました。『幼い依頼人』と『国家が破産する日』。いずれも実際にあった事をモチーフ。この種のドキュメントタッチの韓国映画は素晴らしい。
『幼い…』は2013年におきた漆谷継母児童虐待死亡事件。世界中で多発する児童虐待問題に警鐘を鳴らした。何と5人に4人は実親から虐待されている。多くのケースは死に至って始めて表面化すると言う。韓国では毎年1000件を超える深刻な児童虐待が起きているとか…。昨今、日本も同じ。親
権を持っている相手だと児童相談所も警察も手も足もでない。法律改正が急がれます。
映画の中で10歳の少女が相談員に訴える。「“間違って”生まれてきた…」と親から聞かされた。「だから“幸せ”にはなれない」と思い込んでいる。そんな筈は絶対にない。ヒトは誰しも幸せになるためにこの世に生まれてきた。間違って生まれたヒトは一人
もいない。何という言い方か。腹が立ちました。
もう一つの『国家…』は、1997年、実際におこった通貨危機の裏側を描いた社会派ドラマ。国家が“不当たり手形”を出す(?)。他国に見捨てられた国。国際通貨基金(IMF)が韓国経済をコントロール(2年間)した。が、実際は欧米列強国が韓国経済を都合のイイよう再建。名目とは異なり、穏便に“奴隷化”したのです。零細中小企業をバッサリ切り捨てた。自殺者多数。大企業を再編成。産業構造を再構築。国家上層部の無能と無知が招いた悲劇と結論づけている。
韓国映画のレべルは年々アップ。世界中が注目する新鋭若手監督が次々登場。俳優もイイ、特に子役の演技力はバツグン。お見事です。今の日本、児童虐待も国家破産も<対岸の火事>ではない。油断せず、注意しましょう。
■ フレー・フレー・ヨシケン 順調に回復中 20/10/28
頚椎狭窄症の外科手術に成功した田中義懸さん。心臓に持病があったとは知りませんでしたが、日本医科大学のドクター5人で10時間を要した大手術。術後の回復も順調とのこと。ホットしています。
彼とは不思議な縁で水泳コーチ時代を含めると50年の長い付き合いです。彼は逗子開成高では関東屈指の平泳ぎスイマーでした。その後、スイミングスクールのビジネスモデルになった多摩川スイミングクラブへ。そして、田柄スイミングスクールへ。田柄時代には全国一となり、五輪スイマーを輩出。選手へのスポーツマッサージが評判となり、経絡マッサージ繁盛店へ“弟子入り”。昼はスポーツクラブの支配人。夜は経絡サッサージで修行。そんなある日、「中国へ行ってきます。ホンモノから本気で学んできます」と…。北京にある気功マッサージ学院へ留学。趣味が高じてプロになったのです。
水陸融合の独自の施術を海外でも“披露してみたい”とATS(米国アクアセラピー総会)へアピール。実現するのにそんなに時間がかかりませんでした。大人気。気さくで人懐っこい彼の性格も手伝って講座は定員オーバーの盛況でした。ラスベガス(2001年)⇒フォートメイヤ(2008年/2012年)計三度、プレゼンターを務めました。三回目を目前に控えた2012年初夏。今回の大手術につながる事故が起きました。
駅前の銀行へ自転車で行く途中。脇道から急に飛び出した子供を避けようと急ブレージ。前方へ一回転。頸椎を痛めて入院。米国フロリダ(フォートメイヤ)はムリと私は判断。見舞いに行き「渡米は中止。今回、たまたま日本人代表講師として筒井美恵さんも選ばれている。辞退しても大丈夫だよ。イイね…」と念を押した。が、田中さんの返事は意外でした。「それは困ります。準備完了。必ずやり遂げます」と言う。頑固者。結局、渡米することになった。さすがに機内は空気圧が違うので頸椎保護のガードル。が、ごく普通の様子でした。講座が無事終了。同室たったのでゆっくり話しました。本人は最悪の事態も考えていたようでした。私に迷惑を掛けたらどうしようかそればっかり心配していた事を後で知りました。
負けん気が強い。弱音を吐かない。ウンが強い。田中義懸とはそんな男です。只今リハビリ中。フレ~・フレ~・ヨシケン。頑張れ・頑張れ・ヨシケン。
■ 面接した日からは働いた西森央さんの想いで 20/10/27
最近アクア指導を始めた方はこのヒトの事を知らないかも…。西森央(なかば)さん。20年前、AD研スタッフの中心的存在で活躍してくれた方です。今は産業コンサルタント。専門会社へ勤務。日々忙しく働いてきます。
西森さんとの出会いは1990代半ば、当時、AD研は小さなマンション一室でした。県下社会体育界の“レジェンド”が若い女性を連れ、事務所に来ました。「このヒトをアクアの一流指導者に育ててください」と言い残し、帰っていきました。困惑ぎみ…。どうしたい…と尋ねると「何も分かりませんがどうぞ宜しくお願いします」「シッカリ勉強します」「今日から働かせてください」と言う。その意気込みに驚きました。翌日、出社したらドアの前に立っていました。その翌々日も同じでした。変わらぬ態度。真面目な姿勢。懸命に働いてくれました。
AEAの執行部が刷新した時、アンジー・プロクターさん(専務理事)が来日。日本人AEA認定者の活躍ぶりを視察しました。「イイ指導者が4人いるネ~」と専務理事の目に留まった一人が西森央さんでした。数年後、ヤングリーダー4人がIAFCプレゼンター(2001年/写真)に選ばれました。西森さんはそれを機に二度プレゼンターになり、その後も活躍してくれました。ちなみみ、その4人とは…
|西森 央 |原 恵|末吉裕美|吉田賢一|(敬称略)
西森さんはAD研の<縁の下の力持ち>として今も助けてくれています。また、遊びに来てください。
■ 訃報 香川正美さん 死去(享年51歳) 20/10/26
香川さんがお亡くなりになっていた事を知りました。死因はガンだったそうです。
介護やリハビリなど医療関連の仕事を長くしていました。ハイドロトーンでのリハビリ運動を高く評価され、何度もお手紙を頂きました。5年前、ハイドロの製造販売が終了した時、真っ先に問い合わせを頂きました。消耗部品(ハット&ストラップ)は今後も必要。是非、国内で製造を…。「広島に知り合いの会社があります。相談してみていいですか?」と言われ、協力して頂ける会社を熱心に探してくればした。結果、注文数量とコストが合わず、実現できませんでした。が、水中リハビリへの情熱はとても強く、懸命に指導実践してくれました。
■ 調べ方は世代で異なる 百科事典の魅力 20/10/22
Withコロナの夏。思わぬガン告知で外科手術を受けました。この先、生き方や考え方を変えねば…と強く思いました。苦手な事をひとつ勉強しようと思い、栄養学の中辞典を持ち込み、病室で読みふけりました。思った以上に奥が深い。退院まで全部読み切ることができませんでした。が、これが切っ掛けで食物に興味を持ち、食物図鑑を購入。それに、お気に入りの百科辞典(写真)で読み比べています。食べ物は人類の創意工夫が詰まっている。余計な事に思えますが、これが意外に楽しい。例えば、三大穀物(米・麦・トウモロコシ)一つ取っても膨大な情報量。米だけでも国米2種(ジャポニア/ジャパニカ)、外米2種(インディカ/アフリカ)、計4種をルーツに数百種に枝分かれしている。今なお研究種が次々生まれ、裾野が広がっている。
さて、調べものをする時、世代毎で全く異なる調べ方をする。私の世代は“辞典派”。若い世代は“ネット派”。調べる範囲も深度も背景も違う。私が“脱サラ”した時、最初に買った本は辞典でした。DESK(講談社)。なんと1万2千円もしました。この先どんな人生が待っているのか不安でしたが、この一冊があれば何でも相談できる。変な安心感を覚えました。解らない事は何でもこの辞典で調べ、教えを請いました。ですから、乱暴に扱った事は一度もありません。丁寧にページを捲り、様々な事柄を調べました。今では文字が小さすぎる。読めない。よくも平気で読んでいたものです。これからも大切にしてゆきたいと思っています。
■ 急成長するベトナムと日本の役割 20/10/21
菅首相の初外遊。急成長のベトナムと大国インドネシアへ。米国大統領戦の最中、選挙結果がどっちでも日本にとって大事な国。地味な菅さんのベストチョイスでした。
ところでベトナムの急成長にはビックリです。15年前(2005年旧正月)、知人の誘いで自転車持参でベトナムへ。インドシナ半島縦断の旅をしました。終戦30年目、主戦場の多い旧国道1号線が取り壊される事になり、元米兵とその家族が戦場跡地を訪ねるツアーを企画。特別参加しました。なんと当時、北の首都ハノイには一軒のスーパーもなかった。南のサイゴンに国内初のスーパーがオープン。そんな時期でした。今は中小都市(ダナンやフエなど)にも大型ショッピンモールがあるとか…。中国企業からのリスク回避で多くの日本企業が進出しているらしい。
東南アジア全体で人口8億人。80%が30歳以下。購買意欲旺盛。魅力的なマーケットです。アメリカも中国も虎視眈々と狙っています。アメリカのスゴサの一つ。それは過去に戦った敵国がその後、アメリカ大好きに化ける。日本もベトナムも親米国です。ちなみにアメリカに真向勝負で戦いを挑んだ国は世界広しと言えども2ケ国しかありません。日本とベトナムです。日本は海戦中心で3年半、ベトナムは陸戦中心で5年。徹底抗戦。ベトナム人は勤勉で粘り強い国民性です。私を旅に誘ってくれた知人(アメリカ人)はアメリカ敗北が決まった「スアンロクの戦い」に加わっていた。北の天才軍人ウォー・グエン・サップ将軍が前線指揮した有名な戦いです。サイゴン陥落の4日前だったとか…。
■ アマとプロの違い 記録と順位がカネになる 20/10/20
「アマチュアリズム」という言葉がある。今や死語(?)かも…。言葉の意味は「スポーツをするものは、アマチュアでなくてはならない」とか。「スボーツはアマチュア精神に則って行うべきだ」など、スポーツはカネより名誉を重んずる考えがベースになる。が、しかし、今やアスリートがアマなのかプロなのかハッキリしない。水泳の日本選手権でトップなら〇〇万円ゲッ
ト。世界新ならその数倍。五輪金メダルなら高級車が軽く購入できる金額。記録や順位がカネになる時代。幼顔の若者が数分間で親の年俸に匹敵するカネが容易に手に入る。TVコマシャルにも登場。周囲からチヤホヤされる。有名人になると世界が一変。そして、やがて人生観や価値観が変わりだす。カネさえあれば何でもOK。なんなら愛だって恋だって買える。そう勘違いするヒトが多い…。カネの力はそれ程恐ろしいのだ。
水泳と陸上はアマチュアスポーツの花形。オリンピックでも別格扱い。その上、陸上はブラック系アスリートが主役だが、水泳はホワイト系アスリートが主役。スポーツイメージが全く異なる。そんな水泳のトップスイマーの不倫騒動。妻子持ち。“余罪”も報じられた。世間にはどこにでもある男女問題。なのにスポンサーたちは大慌てで撤退。収入ゼロへ。民法レベルなのにまるで犯罪者並みのバッシングを受けている。
一方、プロプレーヤーを沢山輩出している大学野球の名門校が大麻で騒がれています。こちらは刑法レベル。が、たいしたバッシングではない。個人と集団の違いか。民法と刑法の違いか。クリーンなアマとダーティーなプロの違いか。水泳と野球とでは社会性が違う。責任の取り方が違う。これからもカネにまつわるプロとアマの騒動が増えるに違いない。アマチュアリズムは時代の彼方に消えてゆきます。
■ 便利な6つの質問の仕方 20/10/16
よく耳にする「ロジカルシンキング」と言う言葉。“考える”とは知性と理性をベースに物事を論理的に組み上げること。特に質問する時はこの考えが有効だと言われています。とは言え、考えるとは感情・感性(直感)・情緒・意思など別な要素もあります。ロジカル(logical)つまり「垂直思考」とは異なるラテラル(lateeral)な「水平思考」の双方が必要です。よい考え方は「知」と「情」の組み合わせなのです。
さて、ロジカルシンキングが得意とする質問力。聞き出し方。役に立つ6つの仕方があります。覚えておくと便利です。すなわち…
1. 仮に○○だとしたら、○○ですかネ~。
2. そもそも○○とは一体どう言う事なのでしょうか。
3. ところで、○○について教えてください。
4. あなたならこの点どうお考えですか。
5. ○○の点は○○と考えてイイでのでしょうか。
6. もし、○○さんならどう考えたでしょうかネ~。
質問についての返事が通り一遍。当たり障りなし。そんな返事であれば相手の立場や状況や背景を考えてみる。もしかすると、質問するあなたを信用してないのかも…。あるいは信頼度が低いのかも知れません。返事する相手の実力がイマイチかも…。聞く相手を間違っていたかも知れません。質問と返事の関係は微妙です。互いの技量がマッチしていなければなりません。よく考えて質問する。よく考えて返事する。
■ 日本人の誇りの言葉 男の三原則 20/10/15
古来,日本人が最も恐れ、忌み嫌った言葉があります。それが「卑怯」です。世間から“卑怯者”扱いをされると一巻の終わり。仮にそれが言われなき事であっても言葉が独り歩きする。武士は身の証を立てるため切腹した例もあったようです。人格が全否定される程の意味があった。
昨今は、嘘つくヒト、卑怯なヒトが意外に多い。そんな人種に限って面の皮が厚い。平気顔。今は民主主義の世の中です。イイもワルイもない。忌み嫌われれても「数」が多ければ「正しい」ことになる。咎めるヒトは少ない。情けない限りです。
さて、男は男らしく…女は女らしく…と言う言葉がある。性の違いで言葉使いや振る舞いが微妙に異なる。これもイイもワルイもない。ダンディー(男)とセクシー(女)の違いだけ。昨今、“第三の性”もあるので一概に性差とは言えないのが厄介です。が、以前は「男の三原則」と言われる必須ルールがあった。
「大切なヒトやモノを守る|ズルやインチキはしない|弱いヒトや劣ってるヒトを虐めない|
この必須ルールも今や数の力に負けつつあります。情けない限りです。数の上では少数派であっても「情け」だけは失いたくないものです。
■ リモート国際会議での言語のパワー 20/10/14
Withコロナ時代だからこそ出来る事。南米初のアクアセラピー国際会議をリモートで行う。チリが隣国(ブラジルやアルゼンチン)へ。話しが広がりプエリトリコへ。スペイン語圏の国際的な広がりはスゴイ。Withコロナ時代で最も大切なのは「人脈」。どこに誰がいるか。その人は何を知っているか。何に興味があるか。ヒトとヒトとのネットワークがWithコロナ時代のキーワードです。
■ オリンピック開催と国際五輪委員会の役割 20/10/09 2
昨日から羽田や成田には原則世界のどの国からも出入国ができることなった。特例で14日間の待機期間も原則なし。時期尚早ではないか…と“専門家”は言う。が、アレもコレもGo To 東京オリンピック実施向けてです。
スポーツ関係者との雑談。話題は東京オリンピックの実施か中止か…。一時期、IOCは“ムリ”かも…と言い出す。が、中止となれば延期費用他の応分負担の話を東京が言い出す。と、IOCの態度が一変。「東京は実施する」「“完璧”なカタチで実施しなければならない」と語気を強めて言い出しました。何せ中止も含め、全て決定権はIOC側にある。主な収入源はTV放映権と
チケット売り上げ。噂では、IOCの金庫(スイス)に入ったカネは二度と出てこないとか…。
あと9ヶ月しかない今、こんな時期に“完璧”な実施など有り得ない。つまり、完璧でなければその責任は東京にある。IOCは「実施する」と言い続けるだけ…。この論理的ヒレラリティには賢いゴマカシを感じます。完璧でなければIOCはカネを戻す必要はない。そう言うコトです。なんか腑に落ちませんネ。
半世紀前、東京オリンピックを知っている私たち世代。夢に描き、憧れたオリンピックムーブメント。今や五輪のマークも微妙に色あせ、カネの臭いがします。2021年7月23日は一体来るのか来ないのか。一日千秋の想いで待ち望んでいる多くの人々には“水を注す”話しで本当に申し訳ありません。
■ 森林環境回復へのボランティア活動 20/10/09
最高学位(大学卒)を得た。恵まれた環境で育ち、学んだ証です。家族や社会や環境への感謝の気持ちを行動で示す。卒業記念に苗木10本を周辺の野山に植える。素晴らしい環境保存キャンペーンですねー。フィリピン人の心の優しさを見た思いです。
私がフィリピンにいたのは50年前。ルソン島北部山岳地帯に突如立派な道路が出来る。日本政府の戦争賠償金で作られた。その山道を大型トラックが連日ひっきりなしに通る。伐採された材木の運搬です。港町ラオニオンへ。そこで待ち受けていたのは日本の大手商社の大型船。フィリピンで伐りだされた材木が首都圏の建売住宅に使われていました。イロカノ地方のハゲ山は日本人モーレツ商社マンの象徴だったのです。
■ 歴史に学ぶ コロナで使ったお金の戻し方 20/10/08
世界経済初、“新型”の不景気です。個人消費を直撃。その理由が「カネ」ではなく「ウィルス」なのですから厄介です。このウィルスで失ったカネはどれくらいか。経済での損失額はいまだ不明。さて、これからどうするか…。
75年前、第二次世界大戦で失った巨額の経済損失。今回はそれ以上(?)かも…。コロナパンダミックスは“第三次”世界大戦と同じような経済ダメージだと言う経済学者もいる。ポストコロナに失ったカネをどのような手段でカバーするか。それが大問題です。
参考になる事例の一つ。第二次世界戦争終戦直前の二つの国際会議。ヤルタとポツダムです。戦勝国リーダーが自国を立て直すために敗戦国の土地の取り分を決めた有名な会議です。さて、今回は土地ではなくカネ。仮にアメ
リカ=ユーロ=中国のリーダーが集まり、それぞれがコロナで失ったカネ(国債他)を一気にチャラにする。危機改正の妙案…。こんな話し合いを秘密裏でしてるかも知れません。
つまり、リーダー国が失ったカネを一ニノサンで“棒引き”する。一気にすれば世界経済は混乱するが一過性的ダメージで済む。他の国々の貨幣価値も大国に右習いする。勿論、日本は世界一の借金大国なワケですから…。大助かり。そんな悪魔の国際会議で密かに話し合っているかも知れません。庶民にとっては政府系金融公庫から借金しているヒトは大ハッピー。返済不要。コロナ禍で破産スレスレの国々を救う奇想天外なシナリオ。そんな絵空事を思っています。
■ コロナ時代に求めれられる新入社員像 20/10/07
私が“脱サラ”したのはバブル崩壊(1991年)の5年前。AD研で最初の不景気でした。自宅(勉強部屋)が事務所。FAX・TEL・ワープロ・コピーから再出発でした。次に不景気だったのかリーマンショップ(2008年)。自宅から電車で30分の小さな事務所でした。が、スポーツクラブ業界は意外に影響がなく、アクアは必須アイテムでした。が、例の“プレコリオ”ブームでどこ
も内製化が進み。収入半減。心配してくれたオーナーやマネージャーから助けられ生き延びました。そして、今回のコロナ禍で3度目です。どうなることやら…。
昨夜のTVニュースによるとコロナ禍で52万人(年間予測)が失業。飲食や宿泊などサービス業の減少が目立っているとか…。スポーツクラブ業界で働くフリーの方も沢山仕事を失ったに違いありません。
「テレワーク」「リモートワーク」という新しい仕事スタイルも今回を契機に定着化へ。いつかは終息するでしょうが、個人消費の回復は元通りにはならない。就活内容も様変わり。多くの企業が
オンラインインターンシップや面接を取り入れているそうです。興味深ったのが企業が求めている人材です。どのような人物なのか…
1.素直さ・正直な性格
2.環境変化への対応力
3.トラブルへの強いメンタル力
私のサラリーマン時代とさほど分からない内容だったのでビックリ。数社の若手社長(50代か)登場。大げさな手ぶり交じりでカタカタ語を多用。言葉に抑揚を付けて持論を言う。どこか英語的日本語で解りにくい(失礼)。欧米流の大げさなスピーチは東洋人には馴染みません。こんな感想は私だけなのかも知れませんが…。
■ 超高齢化社会 日本人の二人に一人は50歳以上へ 20/10/05
国勢調査インターネット回答をしました。遅ればせながらコロナの“お陰”でデジタル化が進みそうですね。諸外国を観る限り、これからはマイナンバーカードがカギではないかと思っています。年金手帳、健康保険証、戸籍抄本、旅券、運転免許証、納税証明書などと“紐づけ”(イヤな響きですね~)する。その先に銀行口座開設、クレジットカード発行、携帯電話申請などがある。諸外国のリーダー国ではそうなっているからです。
しかし、過日の不祥事を観る限り、日本は当分ムリ…。キャッシュレスの時代ですが、仮装ポイントを介して現金が抜かれる。もっと致命的なのは東京株式取引所が終日ダウンした事です。信用失墜。なんと“ネバーストップ”の愛称で呼ばれたスーパーパソコンだと言うのですから呆れます。世界標準になるにはかなり時間が必要。アジアの金融都市は香港⇒シンガポールへ移って行くかも知れません。東京スルー。残念ですネ。
さて、日本は人類史上経験したことのない“超高齢化社会”です。人口の50%は50歳以上へ。25%は75歳以上へ。100歳人口が8万人。日本経済の黄金時代に創られた社会保険皆制度(年金・医療・介護)なのですが、2040年には崩壊の“危機”が予測されています。つまり、国家レベルで緩慢な自滅へ向かって行くワケです。個人レベルではどうすればイイのでしょうか。その答えの一つが、50~75歳までの25年間をどう生きるか。どう考えるか。何をするか。それが重要です。キーワードは二つ。すなわち…
|健康寿命|仕事年齢|
この25年間が人生を決定づけると言っても決して言い過ぎではない。本当の人生は50歳から始まる。<明るく・元気に・粘り強く・素直に・前向き>に生きたいですね。いかがですか…。
■ 消費税で見る フランスとニッポンの違い 20/10/01
今日から10月。コロナがなかったら、今日、フランス(リオン)へ旅立つハズでした。スイスもイタリヤもスペインも全部キャンセル。コロナで世界は一変。感染者3300万人、死者100万人突破。いつか終息するでしょうが、以前の世界には戻らない。これを契機に生き方や考え方を変えねばなりませんね。
フランスに行く度に感じる事があります。あの国は消費税25%。が、教育・医療・介護は原則無料。社会福祉の充実が目だします。未婚も既婚も関係なしで子育てが楽。失業中のセフティーネットも充実。内情はいろいろ大変なのでしょうが、フランス人たちは満足げです。さて、日本はどうか。消費税10%。年金・医療・介護は国民皆制度。一見良さそうですが、2025年には二人に一人が50歳以上へ。四人に一人が75歳以上へ。そして、2040年には年金・医療・介護が崩壊(?)へ。今年も8年連続で国家予算が100兆円超え。税収入は40兆円ですから毎年60兆円赤字。こんな借金大国は長くは続かない。誰もがそう見ていますが、意外に深刻さがない。不思議な国です。
フランス革命(1789年)で旧支配者(宗教家・君主・貴族)をギロチンで処刑。市民パワーで封建主義⇒資本主義へ大改革した。当時。日本は元禄時代。京都・大坂(大阪)の上方中心で栄えていた。封建時代が終わるのはそれから100年後です。
フランスと日本。民族も歴史も違う。が、今となれば地球は一つ、グローバル経済。ヒト・モノ・カネの流れは同じ。時間軸も空間軸も同じ。が、フランス人に比べ、日本人は真面目さに欠けます。自分の国の未来を他人任せにしているように思えてなりません。例えば、敗戦間もなく米軍高級官僚数名がエンピツ舐めなめ考えた現法の憲法草案。安倍一族悲願の『軍隊』の二文字を憲法に加える事はついに出来なかった。北方領土、北の拉致、福島原発然り。本気度ナシ。インチキ大好き。これでイイのか日本人。コロナ終息後、この国はどうなるのでしょうか。