facebook instagram

ハイドロトーンでのパワーダンスの実力度  2010.11.29

吉田賢一さんの講義風景

究極のアクアギア・ハイドロトーン

ダン・ソラウエー氏と共に

ハイドロトーン&ウォーターウエイトの週末合宿(11月27-28日)がありました。今回で16回目。今回のテーマは『抵抗具の多様性・指導の幅を広げよう』です。4つの講座それぞれ特徴が異なり、とても面白かった。最後の講座が吉田賢一さんのパワーダンスでした。過日、吉田さんとお会いした時、パワーダンスの特徴を一言でいうと何だと思いますか?と問われ「究極の痩身美容だネ」と答えました。その時、ハイドロトーンでの痩身効果や内外の指導実績を述べた中で若林淑子さん(明治スポーツプラザ)のケースをチョット話しました。

私の知る限り、ハイドロでの痩身効果にチャレンジした日本初のケースだと思います。今から20年近く前のことです。当時、彼女が勤務していた横浜・上大岡のスポーツクラブで実施されました。大好評。申し込み受付日は早朝から長い行列ができるほどの人気でした。当時としては珍しい有料クラスだったこともあり、データ管理もシッカリ行っていました。3ヶ月で5~6キロは普通で中には10キロ前後減量した中年女性もいたようです。残念なことは、管理していた貴重なデータ類はクラブ閉業と共に失ってしまったことです。

1996年、ハイドロトーン考案者ダン・ソラウェー氏が訪日。若林さんのパワーダンスでの実績を知り、ぜひ見学したいと言い出し、クラブ訪問。その時の写真です。左が青木美樹さんで右が若林淑子さん。彼女の説明を聞き、氏はデータを興味深く見ていました。プログラムメニューも熱心にメモ。米国へ持ち帰りました。

水中での三次元抵抗を最大限に引き出すハイドロトーン。一度体験すればその効果は直ぐに納得できるはずです。ハイドロで減量に成功した話はよく耳にします。先日も、20代の女性(ハイドロ認定者)が週2回、1回30分の自主トレ。3ヶ月で8キロ減量した話しを聞きました。秘密裏にハイドロで減量したプロスポーツ選手や芸能人もいます。腰痛や膝痛がウソのように消えたと言った話しはたくさんあり、決して珍しくありません。しかし、若林さんが当時勤務していたクラブのように、ハイドロトーンに戦略的な価値を見出し、本格的に取り組むクラブは極めて稀です。

ハイドロに熱心なイントラが退職すると自然消滅するケース、もともと戦略上の位置づけが曖昧なケース、プログラムのノウハウがないケースなど、用具の導入と活用に成功するにはそれなりの覚悟が必要なわけです。マスコミに踊らされ、ブームになったプログラムやギアを導入したり、それが飛ぶように売れたりするのが現代です。が、いずれも一過性なもので長続きしません。ホンモノはいつの時代も地味で華やかさに欠ける。ハイドロトーンもその一つかも知れません。ホンモノか否かは息の長さで分かります。なにせ30年前から今に至るまで、ハイドロトーンはリハビリ患者からプロのアスリートまで、実に幅広い人々に愛用されているのですから、やっぱりホンモノ。究極のアクアギアなのです。

AD研 今野純