3月13日、サンパウロでブラジルAEAの6つのブロック・ミーティングがあったそうです。席上、連夜、TVニュースのトップで報道されている3月11日に日本で起きた未曾有の大災害(地震・津波・原発事故)について、皆で話し合ったとか。もし、ブラジルや自分の住む街で同規模の災害が起きたら何をどうすべきか。そして、数年前、北米ニューオーリンズで起きた大災害やスリーマイルアイランドの原発事故と比較して、いま日本で起きている事などを話し合ったそうです。
ニューオリンズでは暴動が起きた。スリーマイルでは避難者で大混乱が起きた。被害者たちがスーパーマーケットへ押し寄せ、食料を収奪した。しかし「日本では起きていない」とTVニュースで報道していました。日本人の懸命さ、冷静さ、道徳心、我慢強さがあるからに違いありません。そんな日本人の皆さまへ私たちは心から敬意を称しました。
被災地にもきっとAEA認定者がいる。もしかしらた被害に合った方もいるに違いない。被災者の皆さまへ遠くブラジルの地から心から哀悼の意を称します。私たちブラジルAEA認定者が皆さまのお役に立てることがあれば遠慮なくお知らせください。頑張ってください。
Never give up Japan! Go for it Japan!
ブラジルAEA教育スペシャリスト代表世話人
■ニーノ・アボラージ Nino Aboarrage
■ロザンナ・ブラジル Roxana Brasil
■クリスチーナ・ブレダリオル Cristina Bredariol
■パウロ・ポリ Paulo Poli
■イラナ・フィンクリスティン Ilana Finkelstein
■ヴェラ・ゴンザレス Vera Lucia Goncalves
南米大陸のほぼ50%を占めるブラジル。熱帯林アマゾンから雪が降るサンタナ高地まで広大な国土です。AEAブラジルは全土を6つのブロックに分けてガバナンスされています。ブロック毎にライバル意識が高く、時には意見が衝突。議論伯仲する事もあるらしい。そして、年数回、各ブロックの代表者が集まり、問題点を話し合う日があるとか。3月13日はその日だったのでしょう。
ブラジルから見ると日本は地球の裏側です。日本で起きた大災害を身近な出来事に置き換える。その感性の高さと想像力の豊かさ。とにかく感謝です。前を向いて…頑張りましょう。
AD研 今野純