■ 定番の“飲茶”に舌鼓を
香港で最も美味しかったのはヤッパリ定番の“飲茶”。専門店。観光客がまったく見かけたかった。地元で繁盛しているお店のようでした。次々に運ばれてくるボリューム満点の品々。それも一つ一つが大きく食べごたえ十分。満腹。ご馳走さまでした。
■マレーシア料理 独特の調味料が決め手
他民族国家マレーシアだけあって、マレーシア料理は複雑な味。マレー系、チャイナ系、インド系、アラブ系の味がミックス。が、ベースはマレー固有の調味料プラチャン(balachan)。日本でいえば味噌醤油のようなモノかな~と思いました。特に美味しかったのはBBQ。たっぷりプラチャンをかけて食べました。ご馳走さまでした。
■ ラスト・ディナーでおもてなし
ホンコンとクアラルンプールでの最後日の夕食。ホンコンではお世話になったヌンさん宅(Mun Ng)へご招待。家庭料理をご馳走になりました。クアラルンプールでは、今回、アイチ講習会を主催してくれたジェシーさんご一家(Jessy Kim)と回転寿司店へ。心温まる“OMOTENASHI”を受けました。ありがとうございました。
■ モヤに包まれる東南アジアの大都会
マレーシアの首都クアラルンプール。マレー人、中国人、インド人、アラブ人。多様な人種と宗教が混在する国際都市です。東南アジアではシンガポール、バンコク、ジャカルタに次いで第4位の大都会。人口163万人。それを象徴するのがペトロナスツインタワー。韓国と日本、それぞれ一棟づつ建設した巨大な高層ビルです。滞在中、二度、街中がモヤ(hage)に包まれました。 何と隣国インドネシアから流れてきたとのこと。熱帯ジャングルの山火事なのか。工場排ガスなのか。とにかく鼻にツンとくる異様な“臭い”に包まれました。
つて高度成長期の日本も四大公害が深刻な社会問題へ。中国の次は東南アジアへ。公害は経済成長の“シンボル”(?)なのでしょうかネ。
■二つの国で発見 バランスボード
初めて訪れた両国。ホンコンとクアラルンプール(マレーシア)。嬉しかった事の一つ。AD研のパテント商品『バランスボード』(米国名:Wonder-Board)が使用されていたこと。好評だと聞き、とても嬉しかった。
ホンコンでは病床数1000個の大病院のリハビリテーション科。素晴らしいセラピープールで発見。一方、クアラルンプールでは個人経営リハビリ施設のセラピープールで発見。何れも米国製でした。
バランスボードは、敢えて不安性に形成した不思議なビート板。ぐらつく姿勢をシャッキとさせる。今流に言えば“コア・トレーニング”ということかも…。腰痛改善治療にも使用していると言っていました。
■ 絶品の味 牛肉麺と朝粥
香港に行ったら、必ず、食べようと思っていた二つ。一つはビクトリア・パークにある『小王』の“牛肉麺”。もう一つは下町の“粥”。
さすが有名店だけあって長い行列。が、それだけの価値はある。ボリュウム満点。口の中でとける煮込み牛肉。抜群に美味かった。そして、朝粥。香港人の多くが朝は外食と思いきや、今は昔、昨今は自宅が多いのだそうです。物価高で、外での朝食代も決して安くはないとのこと。粥のトッピングの多さにビックリ。が、私はシンプルに…。これまた絶品の味でした。
昔から庶民が食べてきた一品。どこの国のモノも絶品。庶民の知恵はスゴイ。
■ ホンコンはチャイナではない
ホンコンはニューヨークに似ている。それが第一印象でした。つまり、ニューヨークがアメリカではない。ホンコンはそんな街。チャイナではない。
ご存じの通り、香港は英国が99年間統治。1997年に返還。アヘン戦争から数えれば、何と150年以上、イギリス化された街。今でも大学入試は、国語を除き、全科目が英語での受験。が、旧漢字の現地語(マンダリン語)と単純化した標準語(ペキン語)との世代格差が広がっている、だから英語が共通語なのだそうです。今も昔も、香港は、上海・シンガポールと並び、アジアの中核都市だと感じました。