会員数 日本の10倍以上
国際ヘルス・ラケット・スポーツクラブ協会(IHRSA)が昨年発表した資料によると、米国内のフィットネスクラブ会員数は、5410万人、クラブ数は3万4460か所。05年と比べて1000万人以上、7000か所以上増えた。他国と比べても2位ドイツは908万人、3位英国は830万人で、米国の会員数が群を抜く。9位の日本(416万人マと比べると10倍以上だ。
なぜ米国人はフィットネスクラブ通いが好きなのか。同協会のメレディス・ポポラー副会長は、大前提として「健康維持にとって体を動かすことが極めて大事だということをよく理解している」とした上で、「米国の人は他国と比べて競争好きな面があり、ハードな運動に挑戦するプログラムに人気が集まる」と分析する。
米国での業界全体の収入は、13S14年にかけ、224億ドル(約2兆6200億円)から244億ドル(約2兆8500億円)に増加。特に最近では、
①バイクやヨガ、ボクシングなどに限定したもの
②低価格でより多くの集客を狙うもの
③24時間使用可能なクラブーが急速に成長したという。
ポポラー副会長は「世界的に高齢化が進み、さらに、我々の生活スタイルはよりストレスの多いものになっている。フィットネスの重要性はさらに高まっていく」と、さらなる市場拡大を自信を持って予測している。