『Ai Chi Internatonal』(ATRI(米国アクアセラピー&リハビリ研究所)言う小冊子があります。Ai Chi国際認定者の機関紙です。年4回発行。2016年冬季号が手元に届きました。アイチ愛好者から寄せられるインターネット上のコメントで「アイチをすると“幸せ感”がアップする」と言う声が多いとのこと。そこで、考案者のワタシへ「幸せをどう思うか」「自分を好きになる」ことへの考え方を知りたい、重い問い合わせです。悩んだ末に投稿。編集者の好意と力量のお陰で原文の100倍グレードアップしたコラムに仕上がっていました。
幸せは心の中にある
Happiness is Self Love
幸せでありたい。誰もが、何時も、そう思っています。
しかし、何時も、悲しみ、怒り、不安、不満があり、幸せではない。そう思っているのも事実です。
若い頃はカネが幸せの象徴でした。恋人が出来た時、昇進した時、それも幸せでした。
結婚した時、家庭が、そして、子供が生まれた時、幸せの絶頂でした。
家や車を買った時も幸せでした。
やっと休みが取れ、憧れだった地へ旅した時もそうでした。
何を言いたいのかと言えば、私たちの幸せは、その時々の状況で容易に移り変わる。幸せの対象や象徴が変わる。不変的な幸せなどは何もないと言うことです。
近年、よく引用されるアルフレッド・スーザの自己愛論。こう生きれば自分を好きになる、と言う詩の一片です。
踊れ、誰も見ていないかのように
恋せよ、傷ついたことがないように
歌え、誰も聴いていないかのように
働け、金が必要でないかのように
生きよ、今日が最後の日のように
結局、幸せは常に自分自身の中にある。誰かが与えてくれるものでない。ヒトやモノやカネでもない。何かの状況でもない。人生のどのステージであっても幸せは常に自分の心の中にある。
今野 純
Ai Chi International 2016 Winter Edition
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