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facebook journal  2018年3月より   2018.03.29



■ 日本はいつもカヤの外 18/03/28 

一山超えたので主催者スタッフらと夕食。トムヤンスープに舌鼓を打ちました。同席したプラパス博士(チャンマイ大教授)が「日本はますます大変な時代になったね」と…。中朝首脳会議の事です。日本の政治家は先を読む。この事態は想定内のはず。様々な対処法を既に考えているだろう…と言う。日本はそう見られている。

ドッキ。残念ながら、そんな政治家はいない。現閣僚の中で“想定”したヒトは誰一人いないに違いない。3-11の時と同じ。なにせ国会トップの予算委員会での答弁をみればはっきり解る。殆どが元官僚と殿の奥方の事ばかり。日本はアッと言う間に世界の舞台から転げ落ちた。理由の一つが国政の停滞です。時代遅れの元一等國の政治家たち。この先、ますます大変。どうするニッポン。どうなるニッポン。


■ 時はカネなり 姿勢が肝心 18/03/21

「時は金なり」聞き慣れた言葉です。個人も法人も同じ。限りある時間と資金を<いつ|どこに|どれだけ>使うか。この選択と行動で決まる。分かってはいる。が、先への不安や不信から「迷う」。グズグズ・ダラダラ決められない。さて、どうする…。

こんな時、迷いを払うのが心の持ち方、即ち『姿勢』(attitude) だ、と言うのです。姿勢を決めるのは4つ。すなわち…。

◉目標と計画。できる限り具体的に、何をいつまでにどうしたいか。
◉実現への努力。何をするか…何をしないか。
◉原因と結果。現実に偶然はない。全て必然的に起きる。なぜ起きたか。
◉前向きな考え方。失敗や挫折から何を学ぶか。次はどうする。

「姿勢の小さな違いは結果を大きく左右する」
歴史に残る英国の大政治家ウインストン*チャーチルの言葉です。


■ 思い出の一曲 18/03/20

ベトナム終戦30年目の2005年。自転車持参。元ベトナム従軍米兵だった知人らとベトナムを縦走しました。ゴール(サイゴン)まであと数日。勝敗を決した大激戦地ダナンへ到着。戦争記念館へ。大ヒット映画『グッドモーニング・ベトナム』の一シーンが映し出されてました。同映画のサウンドトラックがこの曲“What a Wonderful World”。何故か涙が込み上げてきました。隣の知人も大泣きしていました。思い出の一曲です。


■ 相手に伝わる話し方 18/03/19

話し方のコツ。いつも、どこでも、言いたい事を分り易く話す。それが基本と分っている。が、なかなか出来ない。そこで『話しのコツ』(Tipping Points)の著者ケビン・キャロルによると…。話し手(自分)と聞き手(相手)とのコミュニケーションを妨げる理由は…。次の通り。

●自分が何を伝えたいのか自分でも解ってない。だから。同じことを繰り返す。
●話す内容(始め⇒本題⇒まとめ)が整理されてない。
●自分の考えが曖昧なので相手は何が言いたいのか分らない。
●話しが長い。しゃべり過ぎる。
●言葉や用語が難し過ぎる。自分本位。
●アイコンタクトがない。顔を見ない。
●声・顔の表情が単調で暗い。
●快活さをアピールする態度に欠ける。

スマホやメールではやっぱりダメ…。コミュニケーションは相手の顔を見て直接話すのがベスト。話す内容がいくらイイ事であっても相手に伝わらなければ話しになりません。臆せずにお話ししましょう。


■ 最初にするか 最後にするか 18/03/18 2

100匹目のサル現象。こんな言葉を聴いたことありますか。自分一人の行いがやがて周囲の人々へ伝わり、定数を超えると一気に広まる。一人の意識と行動の変化がやがて世の中を変える。ほんの少し明るくなる。ます自分から考え方や行いを変える。

大分県串本沖の無人島に住むサルたちに餌付けしてた時に起きた現象。一匹の若いサルがイモを川で洗い、泥を落として食べた。遠巻きに見ていた若いサルたち最初に真似出す。最後には大人や老サルたちも真似出す。過半数を超え出すと一気に全サルがイモを洗い出す。すると接触が無いはずの遠く離れたエリヤの別のサルたちにも同じ現象が起き出す。つまり、思考や行動は時空を超えて伝播する。イイ事もそうでない事も…。だから…。

100匹目の最初のサルになる。イイ事をする。最後のサルにはならない


■ 不倫映画の表現 日米の違い 18/03/18

WOWOWで観た2つの映画。洋画「マデソン郡の橋」と邦画「失楽園」。いずれも20年前、ベストセラーが映画化。大ヒットした大人の恋物語。不倫モノ。が、ストーリーの背景が全く違う。過去形の「橋」は故人の母の遺品の中にあった母のたった4日間の思い出。その後の二人の生き様。一方、現在形の「園」は生臭い浮気のはずが本気に化け、双方の家人を巻き込み、行き場を失い。心中へ。男女関係に理屈は無用。恋や性に進化も退化もない。日米二つの大人の恋物語。周辺にいたヒト。巻き添えを受けた人々。その後の人々の人生に思いを寄せました。後味が全く違うストーリーでした。


■ 新コラボ コンビニ+フィットネス 18/03/16

もともとコンビニはアメリカ文化が生んだビジネス。が、その本場では下火へ。無店舗ビジネスの移動バス化へ。ネット注文の宅配販売へと業態変化しているようです。さて、本場を超えたと称される日本のコンビニ業界、これからどんな進化を遂げるのでしょうか。その一つのサンプルがジム施設とのオムニバス営業。1Fコンビニで2Fジムの組み合わせ。夜中は無人営業。犯罪防止の様々な仕掛けがあるらしい。

さて、!Fフロリスト(花屋)で2Fスタジオ。ロンドン(イギリス)やパリ(フランス)の街中で見かける組み合わせ。チョットお洒落な街角の空間が魅了的です。部屋にお花を飾るヒト。ゆるいフィットネスを好むヒト。ライフスタイルに共通性が多い。そんな記事を読んだことがあります。男性好みの<コンビニ+ジム>(?)、女性好みの<フロリスト+スタジオ>(?)。いずれもサービス業で働く「眠らない現代人」に受けるかも知れませんね。


■ 偉大な科学者 逝く 18/03/14 2

宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士(イギリス人)が亡くなりました(2018年3月13日)。享年76歳。筋萎縮性側索硬化症(ALS)と闘い続けた。彼の有名なスピーチ『すべて大丈夫』(The Everyory of Everything)の中での名言。「星を見上げなさい。足元を見てはいけません」と。そして「決して仕事を諦めないでください」「仕事はあなたに生きる意味と目的を与えてくれる」「人生は“空”ではありません」。ユーモアに長けホーキング博士。「あなたが愛するヒトがこの世にいなければ,この宇宙は…あまりにも淋し過ぎる」と…。今頃は宇宙人たちとブラックホールについて話し合っているのかも…。安らかに…合掌。

『私はラッキーだ。なぜなら脳は筋肉で出来ていないから…』 グッとくる言葉です。


■ 組織の基本 権限と責任 18/03/14

組織の基本は「権限と責任」。双方のバランスが難しい。組織論でよく引用されるのがこの図。左上(Tyrannical)は専制君主型。権限のみで責任は取らない。好き勝手でヤリたい放題。右上(Engaged)は権限と責任が釣り合っている。バランス型。左下はどちらもない。無気力型。さて、いつも問題になるのは右下。責任のみで権限がない。欲求不満型。

組織内部からの告発の多くは左下(Apathetic)。存在感が薄く、組織の底面から這い上がれないヒトたち。そして、組織の犠牲になるヒトたちの多くは右下(Frustrated)。時に重圧に耐えかね過労死や自殺に走るヒトがいる。

昼食時、各局のTVワイド番組は大臣の「責任」問題と局長の「権限」問題でした。財務省(旧大蔵省)と言えば、行政官僚のトップの中のトップたち。眩しいほどの超キャリア組。都合が悪いからと言って、公文書の一部か全部かを勝手に書き換える。そんな権限が彼らにあるのか…。それが正義なのか。驚きです。これは、米国大統領が辞任したウォーターゲート事件に似た国家権力の不気味な闇を感じます。


■ 南米のお茶マテ 18/03/13

これは「マテ」(mate)と言われるお茶。ブラジル南部やアルゼンチンの人々、主に男性が好んで飲んでいます。かわいい容器に葉をたっぷり入れ、お湯を注ぐ。飲むというより啜る。お湯を何度も注ぐ。容疑の底に溜まったモノを専用パイプですする。お茶とは別物(?)でハマキに似た淡い香りがする。日中、オフィスでも平気で飲んでいる。煙草に似た嗜好品(?)なのでしょう。機会があれば一度トライしてみては…。


■ 人口頭脳(Ai)が社会を管理する 18/03/12

会計事務所の方と雑談。起業する方が少ないと嘆いていました。話が先に及ぶと例のAI(人口頭脳)に仕事を奪われ、ますます厳しい職業になる。切実な叫びように感じました。

アメリカでの社会保険番号制の導入を検討した政府。が、何かと都合の悪い政治家や事業家など“お金持ち”が猛反対。結局、かなり曖昧な“マイナンバー”になりました。尤も個人情報のガードが甘いので、時折、外部へ漏れる。今のままでは不安です。やがて、米国並みの情報管理が可能になり、国民一人ひとりの収入・納税・年金・預金が一元化される。マイナンバーがパスポートナンバーと同質扱いされる近未来が来る。これもAIの導入で加速化することでしょう。

Aiとヒトが対戦する将棋が話題になりました。将棋の手は10の700乗もあるのだそうです。天文学的な数字で想像すら出来ません。それがアットと言う間に計算する。プロトコール化されたものであればヒトの頭脳では太刀打ちできません。為してや会計学の複雑なルールや計算はお手の物。情報化社会で働き方が一変するハズです。面白そうでもあり底なしの怖さを感じます。


■ ジャパンjンは今も昔も「カヤの外」 18/03/09

急転直下。南北首脳会談(4月)。次はトランプ米大統領が「北」トップと会談(5月)とか。和平への流れは大歓迎ですが、北の本音は何なのか。時間稼ぎなのか。核付き大陸弾道弾のセット完了なのか。余裕すら感じられる。不気味です。思い返すと、世界秩序が大変革した二つのニクソン・ショック(ドル交換停止・訪中)の時も日本は“カヤの外”でしたネ。今回の“トランプ・ショック”も同じ…。米国を尊重し、従順な日本はいつも“カヤの外”です。釈然としません。不満です。

さて、世界35ヶ国で絶賛されているアニメ映画『この世界の片隅に』。監督の片渕須直さんのラジオ番組での対談を聴きました。大評判の邦画ですから、見た方も多いハズ。第2次世界大戦下の広島・呉が舞台。大切なものを失いながらも前向きに生きようとする18歳の女性。彼女を取り巻く様々な人々の日常を生き生きと描いた名画です。広島原爆投下。約35万人が亡くなった。人々の人生が一瞬で消えた。

昨年、ワルシャワ(ポーランド)の戦争博物館へ。展示されていたヤルタ会談の詳しい経緯と内容を見ました。枢軸国のドイツと日本は二分割統治されることに決まっていた。が、アメリカの広島(ウラン型)・長崎(プルトニウム型)の原爆投下でソビエトは腰を抜かした。二分割案は撤回。あれが8月ではなく9月だったら、北海道は間違いなく「北」に成っていた。もしかして東北地方も同じだったかも知れません。米国統治下での日本の復興は、広島35万人、長崎14万人の尊い命との引き換えだった。アニメ映画『この世界の片隅に』をじっくり観てみたいと思いました。

それにしても日本政府のアメリカ一辺倒の従順な姿勢。アメリカ第一主義の“一の子分”的な日本の存在。そろそろ独立国として自立した考え方を持たねばなりません。親米であれ嫌米であれ結局、日本は“カヤの外”なのですからネ。

現代史はサラリと…。特に終戦前後の史実は出来るだけ触れない。それが今の日本の歴史教育です。ソビエト領ヤルタ郊外に米(ルーズベルト)・英(チャーチル)・ソ(スターリン)トップ3者が集まり、大戦終焉後の世界政治のあり方、米ソ二大陣営の国際レジュームを話し会ったヤルタ会談(45年2月)。広島・長崎の6ヶ月前の出来事です。今の世界はこの7日間で決まった。戦後のポーランドはヤルタ会談で決したので戦争博物館の多くのスペースをこの史実の説明に割いていました。


■ 育て上げた6人の子どもたち 18/03/08

フィリピン在住の知人から届いた半生記(リフレット)。亡くなった奥さんが小さな保育園を営んでいた。ある日、園の玄関先に乳児が…。捨て子。短文の手紙に添えられた名刺(某大商社マニア事務所勤務)。名刺から男を割り出すが、知らぬ存ぜぬ。血液検査も当然拒否。困り果て、育て始めた。それが噂になり、次々と捨て子が…。間もなく奥さんが死去。が、後継者へ受け継がれ、計6名も育て上げた。いずれも学業優秀とか…。中には日本の外語大学に進学した若者もいる。

知人の地味な活動が在日本語新聞に記載。それを機に在マニア日本人会の有志が立ち上がる。今では養子縁組先の紹介や養育施設への経済援護が行われている。年間一人当たり12万円の養育費を払わず、逃げ回るエリートビジネスマンたち。身に覚えある男たち。肩を竦め、ダンマリを決め込んでいることでしょう。

フィリピン人の9割がカソリック教徒。長い間、離婚すら禁止されていた国。避妊は罪と信じている女性も多い。中絶は非合法。そんな社会通念が背景にあるのでしょう。「子は宝…」の国柄です。


■ 日比谷公園の隅にある大切な碑 18/03/07

「北」から超サプライズの大ニュース。南北首脳会談が実現するとか…。フェーク・ニュースでないことを願います。このタイミングで何と知人から自叙伝的なリフレットが届きました。彼は第二の祖国フィリピンでの思い出、特にライフワーク、日本軍の“フィリンピン戦”の内容でした。重い内容ですが、ぜひ、若いヒトに知ってほしい内容でもあります。

終戦時、枢軸国だった日本はアメリカ&ソビエトから分断統治されることになっていました。が、原爆投下(広島・長崎)と極東裁判の影響が大きく、分割案は回避された。知る人ぞ知る秘話。極東裁判で日本軍を弁護した著名なフィリピン人政治家がいました。曰く、ヨーロッパ列強国から東南アジア民族独立の切っ掛けとなったのは大東亜共栄圏。その有効性を説いたのです。このヒトはエルピディオ・キリノ(第6代フィリピン大統領)です、キリノ証言も分割統治を回避する要因の一つとなった。彼は日本軍A級戦犯14名を一晩で処刑したことで知られている。が、、その裏で日本兵BC級死刑囚105名の命を救った。この事はあまり知られていません。そして、激戦史に残るマニア市街戦で妻と二人幼い子を亡くしています。

戦後、国連演説の中でも敗戦国ニッポンの国交正常化を急ぐべきた。何故ならば、東南アジアの発展に日本の復興が貢献するからだと熱弁した。昭和天皇はキリノ大統領に大変感謝。1953年、国交正常化に寄与した彼の功績を讃え、日比谷公園の片隅に記念碑を立てた(写真)。前を通る事があれば、ぜひ参拝してほしい…。

ところで知人はフィリピン人100万人、日本人52万人の命を落としたフィリピン戦の史実を調べている。日本兵の90%は餓死とのこと。祖国日本から見捨てられた戦いだったと言いきっています。『人類の歴史は戦争の歴史。人間はいろいろな命の危機に立たされ、悲しみ、反省し、平和を取り戻そうとする。が、やがて時間が風化し、そして、また再び争いが始まる。戦いで死した人々は何のために死んだのか。少しでも長く平和の尊さを後世に伝える義務と責任がある』と末文に記しています。

戦後間もなく。東北では、ソ連国旗を手書きで描き、玄関先に掲げようとした家が多かったとか…。亡き父からそんな話を聴いたことがあります。なにせ東北はソ連領になる筈でしたからネ。東北も今の「北」と同じように成っていたのかも知れません。ゾーッとします。


■ どうなる東京五輪 ハワイから学ぶ 18/03/05 2

東京五輪(1964年)の2年前。今から56年前の出来事。当時、世界三強(日米豪)の水泳王国のトップスイマーがハワイに集結。三ヶ国対抗試合が行われた。日本が大勝した。試合後、三強国のヘットコーチがプールサイドでクロール泳法の公開クリーニングをした。絶頂期だった日本チームのヘットコーチは得意満面で連れてきた選手を指さし《I made him be a famous》(私が彼を有名にした)と一人称で言った。一方、米国人ヘットコーチは《He made me by a famous》(彼が私を有名にしてくれた)と二人称で言った。傍で観ていた世界の水泳陣は、2年後、日本は“苦戦”するであろうと予測。予測は的中。日本は大惨敗した。米国人ヘットコーチ、ジョージ・ヘインズはその後も米国水泳界に君臨した。

一人称か…二人称か…で雲泥の差。謙虚な態度、寛容な心、感謝の気持ち。これが無ければ臭くて醜い単なるエゴイスト。周りの人々を踏み台にするだけ…。やがて“化けの皮”が剥がれます。半世紀前、美しいハワイでの出来事から何を学ぶか。残された時間は少ない。


■ セクハラかパワハラか 男女の人権格差 18/03/05

アメリカが大騒ぎした五輪女子体操選手たちのセクハラ裁判。チームドクターが歴代チャンピョンにしてきた性的行為の数々。裁判官は何と累計懲役300年の実刑判決を出した。ハリウッド映画界の伝統的な“枕営業”の実態も話題になりました。セクハラを受けた女性たちが声を上げた“MeToo”運動。泣き寝入りはしない。女性たちの声が世界中を巡ったのはつい最近です。以前、日本でも柔道五輪コーチ(元五輪メダリスト)が女子選手にしたセクハラ問題が騒がれました。

今回はセクハラではなくパワハラ。女子レスリングのスーパー選手(国民栄誉賞受賞者)への疑惑騒動です。金メダリストをリング上で肩車する“目立ち屋オジサン”。「変なヒト」はやっぱり変だったワケです。協会の対応も極めて「変」。下手。大相撲協会の時と同じ。これまでのスポーツ界では“パワハラ”は“日常茶飯事”的な出来事。どこでもいつでも叩けば埃が舞い上がることでしょう。

男女の人権格差が問題視されている現在。これからどうすべきか。人権問題にどう向き合うか。会社や組織と同様にスポーツ団体も“パワハラ”は身近な問題です。ヒヤヒヤ・ドキドキしている御仁が多いのではないでしょうか。


■ 歴史から学ぶ トロイの木馬 18/03/03

古代ギリシャ時代の故事「トロイの木馬」。ギリシャ軍がトロイ軍を欺き、攻略した。外見とは異なる物が送り込まれ、災いを招く。今に語り継がれる有名なストーリーです。

安倍首相の「働き方改革」の目玉とされる裁量労働制。実際の労働時間とは無関係で事前に想定した時間数を働いたモノとみなす都合のイイ考え方。一見、働く側の“裁量”にゆだねられる便利な働き方。と、思いきや、実は残量ゼロで働かねばならない。今回、立法化は先送りになりました。その原因の一つは政府官僚のデータ“改ざん”。偽データの出どころは例の消えた年金問題で腕を上げた旧社会保険庁のお偉いさんたち。手口がソックリ。トロイの木馬作戦です。今頃、彼らは次のシナリオを準備していることでしょう。“忖度”の次は“裁量”ですか…。流行語は増えそうですね。


■ これこそ民主国の象徴 18/03/01

こんな看板が校門近くにある。これこそが民主主義。言論の自由が守られている証拠です。この自由さがある国は世界でも数える程しかない。この自由を大切にしなければなりません。