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どんな人にアクアセラピーが必要か  2011.06.03

今日からアクアセラピー・シンポジウムの優先受付(ATRI認定者など)が始まりました。二年に一度の開催ですから今夏で5回目、10年目になります。

◎アクアセラピーって何?
◎誰を対象に何をするの?

こんな質問をされた時、アクアセラピーを分かりやすく説明するのが案外難しい。一言でいえば、フィットネスとリハビリの中間にいるグレーゾーンの人々への水中運動。アクア(水中運動)の代表的な二大分野は、健常者向けのアクアフィットネスと機能障害・疾病者向けのハイドロリハビリテーション。この狭間にある第三の分野がアクアセラピーです。ですから”Pre Fit and Post Rehab”などと称されます。つまり、元気な人々に混じって運動するには体力や経験がイマイチで準備が必要な人々。あるいは病院で運動療法を終えたが引き続き自主訓練が必要な人々。特にこれといった疾病障害はないが加齢や妊娠中で体力が劣っている人々。いずれも注意深く運動しなければならい人々です。

アクアセラピーの主な対象者は次の4つのカテゴリーに属する人々です。すなわち…

■シニアー・ポピュレーション(加齢者)
■メダボリック・シンドローム(循環器症候群)
■ロコモティブ・シンドローム(運動器症候群)
■スペシャル・ポピュレーション(肥満・妊婦・他)

アメリカは特に高血圧や糖尿病の人々が多く「メタボ予防」へのニーズが高い。一方、ヨーロッパは膝痛や腰痛から転倒する人々が多く「ロコモ予防」へのニーズが高い。陸上に比べ、水中での運動環境は安全安心ですから欧米ではアクアセラピーが盛んなわけです。日本はどうでしょうか。アクアセラピーを必要としている人々は結構多い。これから年々増える傾向にあります。が、まだまだ知識と経験のあるアクアセラピストが少ない。加えて、プールやクラブ側の現状認識が甘く、現場を支えるバックアップ体制が弱い。ですから、指導現場の人々だけではなく、プール管理者やクラブ経営者の人々もぜひアクアセラピー・シンポジウムへご参加して頂きたい。日本の一歩先の未来を見据えてほしい。一般受付は6月13日からです。お待ちしてます。

AD研究所 今野純

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2011~12年度(第5回)アクアセラピーシンポジウム
2011年8月6・7・8日(土/日/月)

In Aqua Sana Est
伝えよう! アクアの優しさを・・・
信じよう! アクアの力を!!