フィットネスクラブのプールを使うプログラムで最近、格闘技の動きを取り入れたエクササイズが人気だ。これまで泳ぐ以外にはダンスやウオーキングといったプログラムがあったが、こちらはボクシングや空手を参考に、パンチやキックを水中で繰り出し、適度な負荷をかけるのが特徴。夏本番に向けて一段と利用者が増えそうだ。
◎コナミスポーツ&ライフは、30~45分間の水中プログラム「アクアファイター」を100施設で実施。6月の利用者は前年同月より約5%増えた。ほかの水中プログラムは50代前後の女性の利用が大半だが、「普段プールをあまり利用しないが格闘技への関心が高い、20~50代男性の利用が目立つ」という。
◎セントラルスポーツは全国の50施設で「アクアアタック」を展開している。片ひざを曲げて軽く蹴るなど、陸上では難しい動きを取り入れた。ひざや腰にかかる負担は比較的少ないとされ、40代を中心に月間5000人前後が利用している。
◎ティップネスは音楽に合わせ、約5分ずつ空手やマーシャルアーツのポーズをとる「ウオーターラッシュ」を9月までの期間限定で54店に導入。水の抵抗がかかるため短時間でも脂肪燃焼効果が高いという。ほかの水中プログラムに比べ男性の割合が2割程度多い。