■ メダルの価値 16/08/24
往路便、全員がエコノミー。帰路便、メダリストはビジネス。メダリスト以外は空港ロビーで解散。 メダリストは別室へ。そして、ホテルで会見。ご挨拶。質疑応答。メダルを首に様々なイベントが待っています。もしかして、銀座をパレードするかも…。小池都知事が許可すれば…ネ。 当然ですが、結果(メダル)の有無で、その後の扱いが全く違う。金は別格。胴と4位とでは雲泥の差。これが「世間の風」と言うモノです。 4年前、石原さんの“鶴の一声”でロンドン五輪のメダリストが銀座でパレード。沿道に50万人が…。大歓声。覚えてますか。ロンドンではメダル数38個。リオは41個。小池さん、当然、OKでしょう。いかがですか?!
■ 指導者の自覚と良識 16/08/23
リオ五輪、TV“凱旋”番組の数々。気になることがあります。番組中、メダリストにバトンの受け渡し方やラケットの打ち方などを実演させるバカな企画。それを指示する呆れたTV局ディレクターたち。そして、メダリストの端にちゃっかり座ってコメントする呆れた指導者たち。実の親でもそんな振舞いは遠慮する筈です。ましてや指導者なら…。実は、指導者とは才能豊かなメダリストたちから多くを学び、育てられたヒトたちなのです。身の程を知れ…といったら怒られますかネ~。 スポーツ競技は全て選手のモノ。指導者が競技をしたワケではない。指導者は結果責任を取るのが仕事。選手以外は全員裏方。舞台で言う“黒子”と同じ。黒子が「顔」をさらけ出してどうするのか。碌な事はない。そう思いませんか。
華はすべて選手に…。“Athletes First”
金23個、水の怪物フェルブスのコーチはだれ。水の超人ソープを指導したヒトは…。一部の
関係者は知っているでしょう。が、メディアに「顔」が出ない。出さない。自分が泳いだワケではない。自分のために泳いだワケでもない。それが指導者の良識なのです。 試合直後にマットに駆け上がり、国旗をなびかせ肩車。良識を疑います。敗者への気遣いが全くない。スポーツマンシップを理解していないのではないでしょうか?
■ Rio → Tokyo へ 栄光の五輪旗 16/08/22 2
リオ五輪閉会式。栄光の五輪旗がリオ→東京へ。艶やかな着物姿で登場した新都知事小池百合子さん。力強く旗を振った。今回の日本チーム、27競技に338選手。目標メダル数には届かなかったが世界7番目。前回(ロンドン)は9番目だったので好成績でした。
今回、205ヶ国から約1.5万人が参加。運営を支えたボランティア数は7.5万人とのこと。南アメリカ初は成功裏に終了。おめでとう (parabéns)そして、Obrigado(オブリガード)。
4年後「TOKYO」でお会いしましょう。
■ イギリスとハンガリーの強さ 16/08/22
遅寝、早起き。寝不足。リオ五輪は今日で閉幕。どんな閉会式なのか。楽しみです。 スポーツ王国アメリカとオーストラリアの強さは毎度のこと。が、今回はイギリスが大健闘。一方、”王国"のロシアと中国は低迷。北京・ロンドンと日本を上回った韓国は不調。ドイツも影が薄かった。 いよいよ五輪の旗は次のTOKYOへ。頑張ろうニッポン。
■ キック泳法の復活の兆し 16/08/20 3
久々に見た“Japanese Crawl”。小柄な日本人が大柄な欧米人と互角に泳げる。6ビートのキック泳法。背中が亀の甲羅のように盛り上がる中軸姿勢。70年前、敗戦ニッポンを復興させた“お家芸”のクロールです。2020年に向けて『江原に学べ』。
1950年、米国大コーチ故ボブ・キッパスが来日。碑文谷の日大プールへ1ヶ月日参。故村上コーチへ度々インタビュー。下半身を生かした日本のキック泳法を研究。帰国後、同名の書を出版。それを機にアンチテーゼ的な考え方が芽生えた。すなわち、長身で手足の長い西洋人の特徴。上半身の強さを生かした米国流プル泳法の誕生。1960年、クロール泳法大改革の秘話です。東京五輪(1964年)で大敗北した日本水泳陣。“ジャパニーズ・クロール”は姿を消した。復活させよう。東京五輪(2020年)であのキック泳法を…。
■ 水陸で違うニュースの価値 16/08/20 2
水泳と陸上は五輪の“別格”。過去に一度も競技日程がかぶった事がない。日本チーム、水泳は予選落ちがニュースになる。が、陸上は逆で決勝進出がニュースになる。水陸ではそれ程ニュース性に違いがある。それが、「銀」メダル獲得。強豪アメリカを抜く快挙。大ニュースです。おめでとうございます。
■ チャンピョンの涙 銀の意味 16/08/20
涙の意味は何だったのか。「銀」の価値は何なの。そんなに哀しいことなの。
「有終の美」を飾れなかった。残念。が、金の彼女(米国選手)は、4年間、あなたの事を徹底的に研究。知り尽くしていた。勝ちたい気持ちはあなたより強かった。 敗けた自分の悔しさより、勝った相手を讃える。表彰台で涙するとは…。失礼です。あなたはリオ五輪日本チームの主将。国民栄誉賞のヒト。自覚の”向き”がズレてます。 過去に「金」3個の“レジェンド”。どこかに“甘さ”があったのかも知れません。チャンピョンはいつかは敗れる。それが定め。潔く結果を受け入れ、自分を破った相手を称賛する。それでこそ『王者』です。
ネット情報によると、「金」のヘレン・マロウシル選手。元世界チャンピョン旧姓山本聖子(現ダルビッシュ有夫人)をパーソナル・トレーナーに起用。吉田攻略法を徹底的に研究していたようです。気合が違ってましたね。
■ 失うことで得る 本当の価値 16/08/19
万全を期して出場したはずのリオ五輪。が、不運なレース。でも、二人は完走した。こんな筈ではなかった。さぞ残念だったに違いない。が、相手の事を思いやる心。その行動。世界中の人々にスポーツマンシップが伝わりました。これも人生、あれも人生。
■ 引退後に解る 本当の価値 16/08/18 2
「始め」よりも「終わり」が大事。 米国水泳界を代表するスーパー選手の一人。生涯最後のレース。200個メ1本のみのリオ五輪。ラスト15m、諦めた。誰の目にも判った。「負け方」がお粗末。そして、リオの夜遊び。捜査から逃れるように、早々に帰国。そのワケは…。なぜ。 お金持ちのボンボン。イケメン。金12個。さてさて、全ては「引退」から始まる。これから、どんな人生を歩むのか。
韓国のパク、米国のロクテ。リオ五輪を「引退レース」にする必要性があったのだろうか。4年に1度のビックレースを甘く見た。
■ 結果が全て その弊害 16/08/18
「過程」より「結果」がすべて。ホントにそれでイイの…。 スポーツだけではない。ビジネスでも…。”ドーピング”してでも結果を出す。そんな社会がいたる所にある。真面目に、精一杯の努力。結果だけではなく、その過程も「評価」する。そうあって欲しいね〜。
■ 水泳ニッポンの実力度 16/08/15 2
目標メダル数10個。が、7個。手が届かなかったものの「金」2個。初日の男子400個メと最終日の女子200平。加えて、男子800リレーで「胴」。大健闘でした。ハンガリー強かった。
■ アジアのニュースター 16/08/15
この子が8年後、怪物の最後の「金」にストップをかけた。男子100バタフライ金メダリスト、ジョセプ・スクーリング選手(シンガポール)。
■ 16/08/11
リオ五輪水泳競技。いよいよ終盤戦です。 これまでの獲得メダル数は5個。目標は10個ですから、かなり厳しいかも…。が、お家芸の平泳ぎ・メドレーリレーが残ってます。健闘を期待しましょう。 さて、前回ロンドンに比べ、今回リオでの日本水泳。男女の実績が逆転。なぜ。これからどうずる。この4年間の世界の変化と分析。そして、未来を予測。東京へ向け、強化対策をどうするか。残りの日々。精一杯の応援を…。 GO GO JAPAN
さて、男子200個メ。長年の宿敵。米国二人の怪物フェルブスとロクテ。現役最後のレースとなります。どんな戦い方をするのか。そして、中国の怪物孫揚にドーピング疑惑(?)が…。強過ぎると嫉妬と疑念が一段と強くなる。“怪物”は辛いね。
■ ジャパニーズ・クロール 復活 16/08/10
イケ…イケ…イケ…(連呼)
やった…やった…やった…(連呼)
男子200×4リレー 胴メダル 大金星 半世紀前、東京五輪。水泳ニッポン“沈没。が、最終日の最終種目がコレ。唯一のメダル(胴)でした。あれ以来、ジャパニーズ・クロールは“幻”となり、どん底が続いた。 今日、男子200バタ坂井聖人の「銀」。快挙。タッチの差で敗れたとはいえ巨人フェルブスを追い込んだ。0.4秒差。そして、男子800リレー。国別の実力を推し量る象徴的種目。競泳のバロメーターです。強豪国に競り勝った。
52年前、東京五輪水泳競技最終日。代々木プールのスタンド端で男子800リレー決勝を観戦しました。連日、水泳ニッポン惨敗。高校生だった私は落胆。ガッカリ。最終種目でやっと「胴」1個。その後。坂を転げるようにジャパニーズ・クロールは国際舞台から消えた。10数年毎に「金」がボツボツ。が、特殊種目のみ。ジャパニーズ・クロールは一体「どこへ行ったのか…」。それがリオで復活(?)。必死で泳いだ4名。いずれも素晴らしい泳ぎでした。が、最も印象深かったのは第二泳者。小柄な東洋人が大柄の西洋人に挑む、技が際立つ、キックを効かした流れるようなジャパニーズ・クロールでした。おめでとう。
■ 光と影 アジアのヒーローたち 16/08/09
アジア水泳界を長年リードしてきた二人のスーパーヒーロー。中国の孫楊(25歳)、韓国の朴泰桓(27歳).明暗を分けた。 男子400フリーで孫は「銀」。朴は予選落ち。スポーツは人生の縮図。これからの長い人生が待ってます。本当のレースは引退後に始まります。 孫は同200フリーで「金」。タッチで敗れた萩野公介(22歳)は7位。1秒25差。残念でした。決勝レースの上と下とで何と2秒51しかありません。ワンストローク差。萩野選手はまだ若い。次がある。
■ 日本チーム あっぱれ 16/08/09
男子100×4リレー。ブラジルTV中継。男女二人での掛け合い。感情丸出しの実況。日本とは大違い。ロシアチームへの会場からの大ブーイング。 日本チーム。決勝進出。それだけでもスゴイことです。ついに日本人のフリースタイルもここまで来たか。あっぱれ!
16/08/06 3
リオ五輪開会式。
米国チームの旗手マイケル・フェルプス。五度目の五輪。後方の列にライアン・ロクテが…。15歳の時からの好ライバル。共に31歳。リオが現役最後のレースとなる。
日本選手の萩野公介と瀬戸大也と同じ。そっくり。こちらは共に22歳。まだまだ若い。次の東京も、その次だって狙える。 日頃の実力が発揮できますように…。力まずに力め。幸運を祈る。
16/08/06 2
開会式での五輪組織委員会からの挨拶。
主催国であるブラジル五輪委員長カルロス・ヌズマン氏。52年前、東京五輪のメダリスト。前大統領(女性)がスキャンダルで急遽失脚。開催が危ぶまれた。予算の大幅削減など…苦労の連続だったに違いない。熱意と信念が伝わってくる“魂”の籠った短いメッセージでした。感動しました。 特に後段、少年少女へ向けた下り「夢を持て・前へ進め・夢は必ず実現する」「このリオがそれを証明している」胸が熱くなるメッセージでした。
それに比べ、国際五輪委員長トーマス・バッハ氏(ドイツ人)。こちらは長が過ぎるメッセージ。噂通り、“売名”爺さんでした。あんなに長い開会挨拶は過去に例がない。美辞麗句。ダラダラと内容のない話。何と唐突に難民問題まで云々。そして、これも唐突に、五輪名誉賞なるセレモニーまで行った。リオ開会式を自分の実績づくりに利用してはいけないでしょう。会場(8万人)はドンビキ…。 2013年、カネの力で成り上がったと噂されたヒト。成り上がってからもカネの噂がつきない“五輪貴族”。今回のドーピング問題も然り。各競技団体へ丸投げ。知らん顔。挙句の果てに、これも唐突にロシア選手団の大量受け入れ宣言。“プーチン・プレッシャ”(カネ込み)に屈した事は明らかです。これからも色々ありそうですネ。このヒト…。
16/08/06
ついに始まりました。開会式、終始観ました。素晴らしかった。
参加国205ヶ国(非独立国と難民団体を加えると207国)。参加人数1.5万人。国名・国旗が分るのはほぼ半数。アフリカ、中近東、中央アジア、東ヨーロッパ、中央アメリカ、カリブ海…。小国の数々。地理的位置がイマイチ…。一桁参加国(10人以下)堂々と行進。104年前、ストックホルム五輪に初参加した時の日本、2名だった。ガンバレ!
北京・ロンドンでのメダル数。リオへの参加人数。国力を知る便利なデータ。今回、日本は338人。主催国のブラジルは466人。
GO JAPAN! GO TOKYO!!
■リオに寒波、日本代表選手ブルブル 16/07/29
7月 リオ五輪 寒波 水泳選手選手たちの体調管理。万全を期して欲しい。“前科”のあるコーチ陣なので心配です。 海外合宿でナンバーワン選手が骨折。ホテルと練習会場の間を自転車で通わせていた。また、韓国で代表選手がカメラ窃盗容疑で逮捕。あれもこれも、帰国後、誰も責任を取らなかった。「二度あることは三度ある」の喩。リオでその“三度目”は困ります。くれぐれも選手の体調管理にはご注意ください。老婆心ながら一言…。
■ もうすぐ リオ 開幕 2016/07/06
リオ(ブラジル)には縁があり、これまで二度、訪れています。リオはニューヨークとホノルルが合体したような街。旧市街地は意外に狭く、徒歩圏内です。そして、リオにはピンからキリまで何でもあります。
昨夜、ラジオの深夜番組でリオ現地レポートがありました。ブラジル各地から集合するボランティアに辞退する方が多く、五輪組織委員会は大困り。宿泊代が高騰しているのが原因とのこと。もう一つ、不人気競技のチケットが全く売れない。苦肉の策でディスカウントを検討中とのこと。何事も拘らないブラジル人気質。柔軟な発想で何とか乗り切ってゆくことでしょう。
昼、水泳関係者と雑談。リオで日本水泳は10個(メダル)と予想されている。どうなの?…と訊くと急に口が重くなり「7個はイケルでしょうが~ネ」と渋そうな顔してました。 どうなるか事やら…。頑張れニッポン。
■ リオの水泳ニッポン 10個の壁 16/07/04
7月 ブラジル リオもし明日リオ五輪が開催されたらどんな結果になるか。スポーツ分野のデータ分析で知られる米グレースノート社。前回(ロンドン五輪)での日本の実績と予測との差はわずか1個だった。
リオ五輪、1ヶ月前。同社の予測では日本の獲得数順位は9位。メダル数38個(金12個、銀12個、銅14個)。うち水泳は10個とのこと。果たして結果はいかに…。 過日、オマハ(ネブラスカ)で行われた米国水泳選考会。好記録続出。特に3冠を目指すフェルブスと長年の好ライバル・ロクテとのデットヒートは見応えがありました。共に31歳、リオが現役最後のレースになる。 勝利の女神が日本にも少し微笑むように…。祈るのみ。がんばれニッポン。
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