韓国製インスタント麺を食べてみる。今どき、コーリアンタウンに行かずとも大手スーパーで数種類買えます。日本製との違いは何か。私なりの感想は麺の太さと辛味。つまり、モチモチ感のある太麺と複雑な辛さに韓国らしさを感じます。
昨年、アカデミー賞4冠を受賞した韓国映画「パラサイト」(半地下の家族)の中でも2種類のインスタントを“混ぜる”シーンがありました。韓国料理は混ぜて食べるのが多い。ビビンバがその代表です。確かに混ぜた方が旨い。日本食では食べる前に具材を混ぜるケースは少ない。例えば、チラシ寿司。もし食べる前に混ぜたとする。あまり美味しそうな食べ方には見えない。日韓の食文化の違いなのですしょう。
ところで、諸外国での私の感想をもう一つ。海外ではインタント麺の元祖は韓国だと思っているヒトが多い。欧米では小さな町の小さなスーパーでも韓国麺が売られている。「辛ラーメン」だ。確か元祖は日本の「チキンラーメン」のハズ…。日韓のマーケティングの違い。こんな些細な分野でも“Made in Korea”の勢いを感じますネ。
試しに、二種類のインタント麺とタレをそれぞれ半物に分け、一つに混ぜて作り、食べてみる。意外に旨い。ご賞味あれ。
米国西海岸で静かなブームになている“Morethan Sushi”と言われるニュー韓国寿司があります。野菜と果物を寿司ネタにしたものです。固定概念にとらわれない韓国人の柔らかな思考法。近年、この種のネタが大手回転すし店でも見かけるようになりました。食文化の広がりを感じます。
■ ババ抜きでババを引かされたヒトの覚悟と決断 21/02/23
ババ抜きゲームでババを引かされたオリンピック大臣。夏冬五輪7回出場のレジェンド。まさかの議員辞退で自ら退路を絶った。潔い覚悟に回りのオジさんたちが騒めき出した。空気が一変。無観客でも開催せねば…と本気度が一気に高まり出した。腹を括った女性は怖い
■ 手帳の書き方・使い方 21/02/16
この時期、昨年の手帳をまとめる。手帳の書き方、使い方は十人十色。正しい方法などない。唯一、大事な事は、その書き方や使い方を継続することだ。私の場合は、仕事のこと、興味のあること。気になること。何でもメモる。関連した記事や広告を切り抜き、余白に貼る。その手帳、過去3年分は手元に置く。その後は専用棚に終う。サラリーマン時代からほぼ同じやり方なので過去50年分の手帳がある。
昨年はコロナの影響で国内外の仕事はストップ。時間だけはタップリあったので、過去の手帳を読み返してみた。メモの中には意味不明が意外に多い。赤ペンで“ビックリマーク”を書いたり、付箋を貼ったり、手の込んだ図解などがある。が、その詳しい背景や内容までは書かれていない。多分、その時は大切な事だったのであろう。が、時間が経つと情報の意味や価値が変わる。ヒトの記憶、思い込み、閃きなど、案外曖昧で不明瞭なモノだと言うことが分かります。
■ 呪われた東京五輪は天災か人災か 20/02/15
呪われた東京五輪。なぜこうなったのか? 原因はどこにあるのか? 今や五輪は“スポーツ”ではなく、“政治”の祭典です。政治が全てなのです。
2011年3月11日(東日本大震災)。日本の国家像を変える一大チャンスだった。未来のニッポンはどうあるべきか。もっと真剣に考える。何ができるか。一人ひとりが行動するチャンスだった。東日本も東京五輪も私たちが招いた人災。天災ではない。
20年後、30年後の私たちの国をどうしたいのか。考えよう。行動しよう。このままではこの国は沈む。
政治のレベルは国のレベル。投票率が大事。日本は50%以下。若者に至っては何と30%以下。政権与党は3人中一人が支持するだけでOK。こんな国は先進国の中で最低です。国を良くする第一歩は投票率を上げる。ドイツもイギリスもフランスも70%前後。先ずは国民の義務(投票)を果たすことから始めましょう。
■ 口は禍の元 JOC会長の口がスペッた 20/02/11
スポーツ利権の“権化”。森喜朗(83)。石川県出身。衆議院選17回連続当選。歴代自民党三役歴任、内閣総理大臣(首相)経験者。超大政治家。早稲田時代はラクビー主将。国会議員700余名中、ナンバーワンのスポーツ好き。気さくな人柄で「一度会ったヒトは必ず“ファン”になるとか…。親分肌で子分への潤沢な手配り(カネ)は有名。頼れる親分として評判がイイ…。
オリンピッククは国の威信を競い合う平和的な“合戦”。戦いを指揮する総大将は人格・運勢・威厳が必要。士気全体に大きく影響するからです。1964年、東京オリンピックに大勝利した当時JOC会長故田畑政治にはソレがあった。残念ながら2020年には一歩も二歩も及ばなかった。次期JOC会長へと推挙される川淵三郎氏(84)。早稲田時代の先輩後輩の間柄。ゴタゴタ続きの2020東京オリンピックの“幕引き”役を務められるのか。どうなるニッポン。どうするニッポン。
「アクアボイス」
どうする?!2020年東京オリンピック 2015.10.26 ↓↓↓
■ ラストシーンは戦国最大の謎へ 20/02/09
NHK大形ドラマ『麒麟が来る』が終わりました。最終回は戦国史最大の“謎”「本能寺の変」。スピーディな映像展開、ドローンを使った三次元効果。見応え充分でした。クランイン早々に準主役級の美人女優が薬物容疑逮捕。取り溜めた分がドブへ捨て、取り直し。数億円の損害だったとか。物議が多かった。
明智光秀を唆す狡猾な公家たち。足利将軍の“首”を跳ねろと命じる冷酷な信長。本能寺を攻める動機になったとされる。「是非に及ばす」(止むを得ない)と炎の中で自害する信長。伊賀超えへ挑む家康。大返しに活路を見出す秀吉。そして「ピンチがチャンスと“叱咤”する」人々の人間読模様。中世の最大の日(本能寺の変)に右往左往する人々。歴史は後世の権力者が都合のイイように編集するのが世の常。光秀の首が三条河原にさらし首になったのを証明する史実はない。資料類はほとんど残っていない。なので、今回も脚本家の創造力で変幻自裁に脚色されるストーリが多いのでしょう。歴史の闇に消えた謎解きの面白さも魅力の一つです。
さて、毎回、楽しみに観ていたのが衣装の数々。美しい色合い。ウットリ…。何と衣装デザイナーは日本映画界の巨匠黒沢明の娘。さすがセンスがイイ。血は争えませんネ。それにしても明智光秀とはどんな武将だったのでしょうか。その後、一族の運命はどうなったのか。かろうじて知り得るのは長女、細川ガラシャ。辞世の句は今も語り継がれています。
♪ 散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ ♪
「ガラパゴス人への手紙」
ラストシーンは花のごとく…人のごとく… ↓↓↓
■ 30年間に100年に一度の危機が3回来た 21/02/08
1991年のバブル崩壊は金融の失敗(キャッシュ)。2008年のリーマンショックは低所得者向け住宅投資の失敗(ローン)。そして三度目のコロナパンディミックスは個人消費(飲み・食い・買い・動く)の失敗(ウィルス)。いずれも“100年に一度”の危機なのだそうです。何と過去30年間に三度も危機が襲ってきたのですから、現代社会の大混乱ぶりが解ります。
度々押し寄せる世界危機を乗り越えるキーワードが「アジェンダ」(Agenda)と「イノベーション」(Innovaton)と「レボリューション(Revolution)。中でも最重要なのがアジェンダ。人権・性差・富など社会的分断の克服。IOC(オリンピック国際委員会)の第一義がアジェンダの克服です。それがJOC会長がアッサリ失言。世間は大ショックでした。
失言したこのヒト、実はスポーツ権益の“権化”的なヒト。例えば、ご自分が首相時代にサッカーJリーグやTOTOクジの立法化を実現。歴代首相の黒幕として按逆した。大物政治家。思い返せば、国立競技場の建て替えで奇抜なアイディアを提案したアラビア系フランス人建築家(女性)。巨額なカネ一部が日本へ還流(?)を疑われた。ぱくりエンベロップや東京都の応分負担の運営費用のゴタゴタ。いつもカネの話が多い。そして今回の失言事件です。世界中がビックリしました。後進性丸出し。
政治家の資質は「風を読む」感性だと言われています。世間の「風」を読めなくなった政治家は自滅しかない。
■ 霞が関も永田町も二流人の集まりへ 21/02/02
日本の政治家は二流だが官僚は一流。だから日本は安泰だと思われてきた。が、しかし、その一流たちは二流の政治家たちの“バカさ加減”にほどほと嫌気が指している。霞が関から去っている。
狭い日本に700数名もいる永田町の御仁。与党の多くは“まとも”だと思いたいが果たしで事実はどうかのか。怪しい。野党も似たモノ同士に違いない。一握りの御仁かも知れないが呆れる程のバカ。多すぎる大臣数にも問題がある。ほとんどの大臣は勉強不足。だから官僚が作文した文章をただ棒読みするだけ…。時々読み違いすらする。首相も棒読みなのですから恐れ入ります。
もし彼らが映画役者なら即刻クビですネ。セリフを覚えてない役者は恥ずかしくてスタジオ入りNG。大看板(?)とされる大根役者がカンベラ見ながらたどたとしい口調でセリフを言う。こんな映画はお蔵入りです。呆れて話になりません。二流さんたちよ。日本をダメにしているのは貴方たちですよ。分かってますか。分かんないでしょうネ~。
■ Afterコロナ時代のキーワードVUCA 21/02/01
コロナ感染者数、世界で1億200万人強。死者数200万人。この2月で一年です。戦後、一人勝ちだったアメリカが今回、GDP初のマイナス成長(▽3.5%。)。日本は▽5.5%。コロナパンダミックスが世界中で猛威を振るっている。が、ワクチン流通が始まり、ステージが変わりだしている。人々の関心はWithからAfterコロナ時代へ。戦後、戦前へ後戻りしなかったようにBeforeコロナ時代へ後戻り出来ない。多くの賢者たちはそう言う。この先、世界のリーダーはアメリカでもなくEUでもない。中国がリーダーとして君臨する(?)。コロナパンダミックスは世界史的なその象徴になる出来事かもかも知れません。
さて、世界の軸足や枠組みが変化する今。Afterコロナ時代に生き残るには何をどうすべきか。そのキーワードとして注目されるのがVUCA(ブーガ)です。混沌とした現代を表現する4つの言葉の頭文字です。すなわう、変動性(V)、不確実性(U)、複雑性(C)、曖昧性(A)。この新環境に適応すれば成長する。不適応なら衰退。Afterコロナ時代の成長分野は農業でも製造でも金融でもない。情報でもないらしい。何と個人向けサービスだと言うのです。
『衣食足りて礼節を知る』と言う言葉があります。ヒトは一定の生活が満たされると次の望みは唯一つ。古今東西、最後の望みは変わりません。つまり健康長寿です。VUCA時代、健康はどうあるべきか。フィットネス関係者の方々、本当の出番が来ました。上も下も業界全体がそのビックチャンスの意味と価値をシッカリ理解しているでしょうか。ちょっと心配です。
ちなみに余計な事かも知れませんが、VUCAはもともと軍事用語。他の多くのマーケテング用語と同じ。9.11の首謀者、アルカイダの長オサマビンラビンが逃げ込んだ複雑怪奇な山岳地帯。日々転々と移動する不気味な行動の数々。既存のマーケテキング手法は適応不可。未知の変化に対応する新手の考え方が考案された。それがVUCAの法則。今やビジネス界でも注目されているワケです。
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